めんどうな空気入れだからこそ、良いポンプを選びたい

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恐らく、当ブログを初めて見た方からDMが有った。「おすすめのポンプ教えてください」と。
ママチャリ用でなければ紹介したい。

空気を入れる作業は、自転車乗りなら必ず行ったことがある作業だろう。空気を入れるための道具として、フロアポンプがある。フロアポンプは空気をチューブに入れるためだけのアナログな道具であるが様々な種類がある。有名ドコロはSILICAやLEZYNEだろうか。そこでレース会場で色々使ったり、お店で使ったりして辿り着いた一つの結論を紹介する。

それはドイツSKSのレンコンプレッサーと、国産ヒラメポンプヘッドを組み合わせが空気入れとして秀逸であり、なにより「空気を入れるのが楽しい」ということだ。また、そのレガシーかつメカメカしい構造と機能が所有欲をそそる。SKSは様々なフロアポンプを販売しているが、なぜその中からレンコンプレッサーを選んだのか。

■最大まで引き伸ばした時の位置

ポンプはピストン運動を基本としている。クランクで言う上死点まで行った時にどれほどの全長なのか。一般的な海外製品だと、海外の方の身長に合わせ最大限まで引き伸ばした位置が背丈にに合わないということが有る。しかし、身長170cmの私でちょうどいい高さ、普通のフロアポンプよりもやや低いという感覚。その点が実際に押し込みやすく使い勝手の良さにつながっている。

■計測器として優秀な気圧ゲージ
特出すべき点は付属のゲージ。空気圧に関してはとても正確に作られており、タイヤの実空気圧そのままを測定してくれる。どれくらい正確かというと、パナレーサーの空気圧ゲージとほとんど差がない。ちなみに、空気圧を測るゲージで「デジタル」はおすすめしない。空気圧の測定精度がアナログ式よりも劣るからだ。

■ポンプとしての性能
空気圧を上げていってもその重さは指数関数的には増えない。非常に入れやすい。今プラスチック製のフロアポンプをお使いなら今すぐにでも買い換えるべきだ。それほどまでにこの鉄製の堅牢なポンプの性能は大きい。
パッキンさえ交換すれば、何十年でも使用が可能という耐久性からも、しっかりとした素材と内部構造で作られている。

■ヒラメポンプヘッドを組み合わせる
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レンコンプレッサーは、英・仏・米すべてのバルブに対応した「エヴァバルブヘッド」と呼ばれるものを搭載している。このヘッド部分を国産のヒラメポンプヘッドに変えて使ってみるとその使い勝手が増す。ヒラメポンプヘッドは通常のチューブのバルブを固定する方式としてねじ込み式や、ゴムパッキンで固定するといった方法があるが、ヒラメポンプはヘッド部を回すことにより、バルブ径に合わせ締め付ける。その際の締め込みはややソフトくらいでもしっかり締まるので、ゴムパッキンの寿命を考えたら、あまり締め付ける必要はない。
ヒラメポンプの良さは、空気を入れ終わった後にある。バルブから外す時に「バシュッ」と白い水蒸気をあげ、外れる。少しプロっぽい。

最後に仕様を確認する。
気圧値:16気圧
重量:約2.2kg
長さ:650mm

ちなみに目新しいかと思われるレンコンプレッサーだが実はSKSが誇る約80年のロングセラー商品だ。確かのむラボの、のむさんもこの組み合わせで使っていたはずだ。限定カラーで白が出ていたが、私はスタンダードなオレンジを使っている。

空気入れが楽しくなかったり、めんどくさかったりする方は、この先ポンプを何本も買い変えることなく、長く使うつもりでぜひ使ってほしい銘品である。

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