ジレットとシックどちらが剃れるのか?「すね毛処理」の比較実験

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すね毛の処理はしているか。実のところシーズンインしたものの、私はサイクリストとしての「たしなみ」を怠っていたのだ。老若男女問わず、サイクリストに付きまとう「ムダ毛処理」は非常に重要な話題である。例えば、冬の間タイツの下に長らく育て上げたそのすね毛を、レースシーズンでは日々処理しなくてはならない。今回はサイクリストの嗜みである「すね毛処理」の機材フォーカスし、考察していく。

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ジレットとシックを試す

シマノとカンパニョーロ。この二台機材メーカーは自転車業界で大きな地位を築いている事は紛れもない事実である。今回検証するカミソリも同様に「ジレット」と「シック」の二大メーカーがメジャーである事は間違いない。

国産の貝印も有るが、あまりお見かけすることはない(玄人向け?)。

なぜサイクリストはすね毛を剃るのか

美しく筋張った筋肉隆々の下肢はサイクリストの憧れと象徴である。しかし考えてほしい、すね毛が生い茂ったウィギンスやコンタドールを。カヴェンディッシュは生えていてもあまり違和感がないかもしれないが、サイクリストとすね毛は水と油の関係である。

サイクリストがすね毛を剃るということは、様々な各論が存在している。「擦過傷が多いから」「雑菌防止」「マッサージ」「見た目」様々なそれらしい言い分がある。わたしは主に見た目が9割ではないか、と考えている。

しかし落車した時は毛はない方が雑菌の繁殖も抑えられて良い。以前、Jsportsで栗村さんがすね毛について解説があったが、明確な本当の理由は闇の中だった。すね毛が生えているとどうしても、サイクリストらしくない。今宵私は初レース西チャレに向けて剃ることを決心したのだ。

ジレットとシックの機材比較

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今回用意した(自腹)カミソリを確認する。いづれも女性用のムダ毛処理で圧倒的なシェアと好評を得ているシリーズだ。ジレットヴィーナス5シッククワトロ4である。最後の数字はバージョンではなく、刃数である。

スプロケと同様に11歯数や10段といったもをイメージすればわかりやすい。カミソリ業界も多段化の波が訪れており、ジレットは五枚刃でカンパニョーロ、シックは四枚刃でシマノと言ったところだろうか。

その刃の数がどのようにサイクリストのすね毛処理に影響を及ぼすのか、私の体を持って人体実験と検証を行う。

どちらがよく剃れるか

色々すね毛処理方法を試したが、チームのキャプテンが提唱する『シャワーかけ流し剃り』が一番「効率」がよい。ペダリング効率の効率とは違うが、素早くすね毛を処理できるということは、その分練習時間に時間を割くことができサイクリストとしては、非常に興味のある「効率」である。

実験の方法は簡単でひと剃りでどれほどツルツルになるか、それだけだ。

条件によって性能が違う

4枚刃のシックと5枚刃のジレットであるが、まったくその性能は違うことがわかる。具体的にどのように違うのかというと適当に「シャッシャッ」と剃る場合と、スーッと撫でるように(マッサージでリンパを流すかのような)場合とでは優劣が逆転するのだ。

スーッと撫でる剃り方に適しているのは4枚刃のシックだ。例えば同じ箇所を同じ回数だけ往復した場合の剃れる量は間違いなく4枚刃のシックである。しかし適当にシャカシャカ剃る場合(こちらの方法のほうが男性ユーザーに多い)は5枚刃のジレットヴィーナスに軍配が上がる。

適当でも剃れる理由はヘッド部か

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なぜジレットヴィーナスは適当にそっても剃れるのだろうか。その理由はヘッド部に有る。実際に肌に当ててみるとわかるが、どちらがグリップ(肌に張り付く)するかというとジレットヴィーナスなのである。その感覚は「ズズズッ」という振動が伝わってくるほどだ。

皮膚表面を突っ張らせその勢いそのままにムダ毛を処理している、そんな事が想像できる。しかしクワトロの場合はあまりグリップは良くない印象である。

また4枚刃の方が刃と刃の間が空いているせいか毛のハケが良いというわけでもなかった。5枚刃のジレットヴィーナスはやや詰まるものの刃の向きに撫でると簡単に毛が落ちるのでよろしい。

重量比較

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40.6g シッククワトロ

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ジレットヴィーナス22.9g

ジレットヴィーナスの軽量は非常に魅力的だ。

結論:サイクリストに適したすね毛剃り機材とは

自転車界は多段化の波が来ている。カミソリの世界にも多段化と軽量化の波が来ている。サイクリストにとって(とくに雑な男性諸君ならば)ベストなすね毛剃り機材は「ジレットヴィーナス」と言えよう。

持った時のグリップや、軽さは特出すべきものが有る。

おまけ:刃の飛距離

刃を変える際に重要な着脱時の飛距離も検証した。結果はヴィーナスの圧倒的な飛距離の前に、シックは為す術がなかった。おそらく、刃自体の重量が影響しており、また刃をロックしているスプリングの機構の違いも影響しているものと考えられる。

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ヴィーナスとシックの刃を飛ばした時の飛距離

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ヴィーナスの圧勝である。

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シックはマイナス方向に飛んでいる。

来る自転車シーズンに向けて未だ「冬に育て上げた立派なすね毛」を有している人はいないだろうか。もし居たらぜひ「イイね」ボタンで知らせてほしい。しかし全く焦る必要はない、今からでも遅くないから対処しよう。来るべき自転車シーズンに向けて美しいムダ毛のない脚を手に入れてみてはどうだろうか。

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