チームとは一体何か
チームとは何かについて、私の意見を記す。
チームとは何か考えてみる。チームとは、共通の目的、達成する目標、それに向かうためのプロセスを共有する集合体と位置付けられる。では、チームとグループは何が違うのか。
グループは、一見チームと大きな違いがないように見える。しかし、グループは集団であるものの、似たような人達の集まりにしかすぎない。個々に持ち合わせた能力や、特徴から形成されている。
だから、就職活動の「グループディスカッション」は、「チームディスカッション」と呼ばないのはそのためだ。その日たまたま集まった、「採用試験を受けに来ただけ」の似たものが話し合うからグループディスカッションなのだ。
不良グループも不良チームとは呼ばない。それぞれに明確な目的や達成すべき事柄がないからだ。会社で言うならば、入社年度であったり、出身大学といった集合体も、グループとして位置付けられる。
グループなのかチームなのか
日本人は、集団行動が得意と言われているがそうは思わない。それはチームを指すのか、グループを指すのかどちらか。私は多くの集団は「グループ」であると位置づける。
理由を含め、ここからは私の考えを述べる。チームとはメンバーそれぞれ、高い多様性を持っている集団でなくてはならない。そこで、今自分が所属している“チーム”に置き換え考える。
例えば実業団のレースに選手として登録していても、MTBや、トレラン、シクロクロス、トライアスロン、マラソンと、様々な多様性を持つメンバーから構成されていても良くむしろ好ましい例である。
どんなものに特化しても、わかりやすい目標として「実業団年間チーム総合優勝」という目的を目指し、同じプロセスを共有すると、チームであると言える。
リーダーとは
ここで、グループリーダーとチームリーダーの違いを考える。リーダーという単語を、それぞれ置かれた環境や立場に置き換える。会社は部長、課長だ。自転車のチームならば代表、監督、主将に置き換える。
グループの、グループリーダーで構成される集まりの場合。グループリーダーが主導となりリーダーの考えや、意思で決定され、その意思にメンバーが忠実に従い遂行する。
チーム、チームリーダーは違う。チームリーダーは最終的な意思判断のみ、行う。そのプロセスがグループとは異なる。多様性を持つメンバーがそれぞれ意見や、考え方を出し合い様々な議論を行うからだ。
その議論の結果は何案かかならず出てくる。それを汲み取り最終的な意思判断をチームリーダーが行う。このように、決定までのプロセスが「メンバー」なのか、そうでないか、が明確に違う。
チームなのか、グループなのか
私たちの身の回りの集団はどちらか。私自身の考えを述べたところで、私が所属するチームはどうだったのか。率直に、今年前半は、単なるグループに過ぎなかった。そして、新しい“チーム”が出来た。自然な流れである。そこに至る動機や、思いが何にせよ。
しかし後半はいびつながらも、少しづつチームとして動き始めた。最後に、所属チーム全体で考えてまとめとしたい。クラブシルベスト、ステラシルベスト、シルベストトライアスロンはどちらなのか。私は、全ての登録者やメンバー全員を知らない。
だから、どちらかと判断することはできない。もしかしたら、ある人にとっては、「チーム」であるかもしれない、または「グループ」であるといったように。
異なる考え方が集まる集団
構成する集団は、根本の目標や、考えが異なる為、本来独立するものである。従って、ある集団の一部として、集団を構成することは非常に難しい。たとえ、同じ冠が着いていたとしても。
だから、定義を常に確認することは、私は必要なことだと考えている。つまるところチームとグループ、どちらが良くてどちらが悪いというものではない。私も仕事で小さな集団を持っている。それはグループではなく、チームとして私は機能させると常々考えている。
偉そうなことを書いた。気に障ると思われた方もいるでしょう。しかし、これも「チーム」に所属する、一人のメンバーの意見です。チームとはこのような、一人の意見の集まりと、チームの目標から成り立つと考えている。