SOYOのラテックスチューブを使い品質管理に感動した件

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オカモトのラテックスを使いました、というと色んな意味に取られてしまうので具体的に書こうと思う。SOYO ラテックスチューブという製品名でオカモトが作っているチューブを使ってみた。早速インプレをしていこう。

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SOYO ラテックスチューブの品質

タイヤのチューブの存在はパンクした時にしか思い出さないという方も多いのではないか。また、一番デリケートなものにもかかわらず、箱に乱雑に入れられて売られているではないか。私は過去にR-airがものすごい僅かな穴が空いていたことがある。

自転車のチューブの扱いは、メーカーですらハコにポン入れがほとんどである。ところが、このSOYO ラテックスチューブを確認して驚いた。なんと、アルミの袋に入っているではないか。このアルミの袋に入れている事で、紫外線などの外敵要因による経年変化から守られている。

さらに開封して、驚いた。いちばん鋭利な部分であるバルブ部分にも、ギミックが凝らされている。バルブは薄いゴムのカバーがかけられており、チューブとの接触から守られている。これほどまでに品質管理にこだわるのは、世界一のラテックスメーカーと、日本のSOYOが成せる技だろう。

僅かな傷すらも許さない姿勢に、並々ならぬ品質管理のこだわりが感じられる。やはり、メイドインジャパンだ。

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SOYO ラテックスチューブ専用パウダー

タイヤと一緒に不思議な『白い粉』が入っているではないか。このまま携帯したなら、職質をかけられた時に不安なくらいだ。話を戻すと、このパウダーはタイヤとの吸着を防ぐ役割がある。ベビーパウダーに近い。さらさらしている。

この粉をまぶすことで、長期間チューブ交換をしない場合起こりうる、タイヤとの接着も防げる。なお、このパウダーはパナレーサーからも類似品が出ている。というか、パナレーサーのパウダーと差がわからない。

ラテックスや、チューブ交換をしない方は使って見て欲しい。

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なお、このパウダーはタイヤ側にも散布するとある。結構粉が飛ぶので風呂場で行うことにした。

チューブ全体にまぶし、さらにタイヤ側にもまぶす。さすが高級チューブはその品質と手間がかかる。しかし、その先には極上の『乗り心地』が待っていた。

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SOYO ラテックスの重量

国産は重量にも偽りがない。さらに言うと、表示重量よりも4gも軽いではないか。外周の重量は極限まで軽くしたいサイクリストにとって44gという驚異的な軽さは相当なアドバンテージだ。ちなみにR-airの実測は67-69gほどである。いわば、外周が23gも軽くなる。

もしリムで考えてみると、キシリウムのリムが400gから377gになったら大事件だ。それほどまでの重量の衝撃がある。

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SOYO ラテックスチューブの乗り心地

SOYO ラテックスチューブを早速使用した。構成はGP4000S2の25Cの組み合わせだ。現段階で自身が考える転がり抵抗が少ない構成である。実際乗ってみるとホイールが柔くなったような錯覚を覚える。しかしタイヤの空気圧はテストのため8.0barにしてある。

これからどんどん空気圧を下げて、最適なところを探す予定だからだ。しかし、8.0という高い空気圧にかかわらず、乗り心地は犠牲にされていない。普通のブチルの場合は空気圧を上げると固くなり乗り心地が悪くなる。なぜラテックスはこのような事が起きないのかは先日の「避妊具メーカーのオカモトがラテックスチューブを作った結果」を参照してほしい。

そして、外周部が軽くなったことはあまりわからなかったが、明らかにラテックスの振動吸収性と相まって、地面からの衝撃が薄れている事がわかる。「乗っていて気持ちい」のだ。これはブチルでは体験できない乗り心地であろう。

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まとめ:SOYO ラテックスチューブは買いなのか

結論から行くと、値段に目をつぶった場合買いと言える。パナレーサのR-AIRとの価格差は800円ほどだろうか。それを考えると800円に何を求めるのかで答えが変わってくる。しかし、私は外周部の重量が軽くなることに800円の価値があると断言してもいい。

それほどまでにタイヤの慣性モーメントを決定する外周部の重量は重要なのだ。今のところこの44グラム台のチューブは存在していない。それだけ考えても買いといえる。ただ、空気の抜けはラテックスという特徴上気体透過性が高く抜けるスピードが半端ない。

その点は注意しておいたほうが良いだろう。

ただ、一度ラテックスというチューブを使いその軽さ、乗り心地、しなやかさを知ったならばブチルには戻れない。ただ、日々こまめに空気を入れ無くてはならないという面倒くささがつきまとう。

そのマイナスポイントさえ考慮できれば、ラテックスチューブは最高の機材といえる。少なくとも私はラテックスチューブを常用することにした。一度この乗り心地を味わってみてほしい。

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