photo: ryohei wada
最近ひたすら基本的なトレーニングをしている。レジスタンストレーニング、STT付近での20分走と淡々とこなす。長年トレーニングを繰り返して気づいたことは「毎日続けること」が強くなる近道だ。続けるという行為が根底にあり、その中で内容をどうするのかといったよくある話になる。
継続は力なりとはよく言ったもので、続けているとそれなりの結果がついてくる。ただ、それなりにっていうところが少し辛いがもう少し上を目指すなら「続ける」という大前提のもと、内容を濃くして行く必要があるのだろう。
そんなこんなでいつもどおりメニューをこなす。
趣味にオフシーズンなどない
確かにレースシーズンが終わればオフシーズンという時期が来る。毎週遠征に行ったり、時間を割いて練習したりと何かとやることがある。また忙しくなる次のシーズンに備えて「充電」するわけだが、その充電期間をオフシーズンと言っている場合が多い。
ただ、少なくとも私の場合は自転車は遊びの楽しい趣味だ。趣味なのだから飽きるまでオフシーズンは無い。という言い方よりも「オフシーズンという名の、もっともらしいサボり」にはしたくないのだ。オフシーズンという言葉は最強の盾かもしれない。聞こえもいいし、「それっぽい」感じがする。
もう一方で「リハビリ」なんて言葉もよく見聞きする。本来の意味は怪我等からの復帰の為に行う軽動作を繰り返すことをさすが、多くはこの意味合いと少しずれたところで用いられている。注意深く言葉を観察してみれば「調子が悪いので低強度で流します」といういいわけに置き換えられよう。
「オフシーズン」も「リハビリ」ということばも、私にとっては都合のいいイイワケをするために用いる語句にすぎない。というわけで、金輪際この言葉を間違った使い方で用いるのはつつしむ。さて、昨日は「オフシーズンのトレーニング」である筋トレをした。
もちろん、外の芝を走りに行きたかったのだが、寒いし、暗いし、調子が悪かったのでオフシーズンのキントレをした。要するに、「暖房が効いたヌクヌクした環境でトレーニング」をしたかったのである。私は寒さと、暗さ、お手軽さを考えてオフシーズンのトレーニングをしたのだ。
趣味なんだから自転車乗ればええやん、と思うが寒いから嫌だ。こうやって本音で自分自身とむきあえると、とても楽だ。自分に素直に、正直に。自転車に限らず趣味にオフシーズンなんてないんだよ。