どうやらのいちゃんの子はクランクが回ることに興味を持っているらしい。のいちゃんと自分がウォーミングアップしている時に、(・д・)ジーッと見ていた。不思議な光景だろうな。こうやって、家族でレース会場に来るのは大変だ。理解がないと続けられない。
なかなか理解されにくいスポーツだから、本当に苦労する。この日はのいちゃんの誕生日。「とーちゃんやるで」と。親が頑張る姿は子どもたちに良い影響を与えるらしいと、かまやん家が言っていた。親が必死に、鼻水たらして、ハァハァ言いながら、試合に出る光景は確かに見ない。
のいちゃん二号はまだ理解はできないが、このとーちゃんが頑張ってる姿の写真を物心ついた時に見たら何か感じるものはあるだろう。帰りの車の中で、そんなことを思い返しながら、ふと考えにふける。
何がほしい?
なんかちょっと違うなと、心の中で正直に思う。何ヶ月もトレーニング積んできて、パフォーマンスも上がってきて、心臓もよく回る。自分がしたい走りや、レースって、なんだろうと考える。さすがにJPTは無理だけど、出られる範囲で上位カテゴリに挑戦して行ったほうが良いのではないかと思う。
もちろん、表彰台には遠のくが、自分が努力することでどのレベルまで絡んで行けるのか、そういう取り組みも一つの生き方ではないかと思い始める。シクロクロスがそうで、王者トッキーやヨシくん、竹之内選手と同じカテゴリで走れる中で、自分がどこまで行けるか限界に挑戦するほうが楽しかった。
ロードレースはまた違う要素だから同一の土俵で考えることはできない。チーム戦だし、足を使わずに、戦略的な要素が勝敗を分ける。ことJPT以外のカテゴリなんてほとんど個人戦だから、個々の能力の範囲で、どこまでも行ける。
何年か昔、マツケンさんが「アシストありがとう」と言ってくれたけど、私は冗談ぽく「アシストなんかなくてもマツケンさんは勝てますよ笑」と言っていた。多分E1のレースは組織だってるチームは1つか2つ。ただ、勝てる人はアシストごっこなんて本当に不要で勝つ時は勝つ。
レース中いくら前で展開しましたとか、アタックのチェックに、、と言ったって、それはその人の中の自己満足で、限られた世界の小さな出来事にしか過ぎない。自分自身を分析するなら、そこに精神的な逃げ道があり、弱さがある。
人のリザルトは嬉しいが、自分のリザルトではない。自分のことのように嬉しいかもしれないが、自分のことではない。人が達成した結果を、自分の結果のようにすり替えてはいけない。自分のほしいものはなんだろう。人の結果か、満足感か、リザルトに残る結果か。
ゲームもそうで、easyモードよりもnightmareモードのほうがエキサイティングだ。ハラハラドキドキするし、達成感もある。今年の美山ロードはカテゴリ落とそうと思ったけど一番上のカテゴリにまた出ようとおもう。また、今日から地味なトレーニングを続けよう。今日は30minやっておわり。
あすからSST 20min x2やりつつ、水曜日は高強度入れてく。今週の岬は、自分の為に走るんだ。
OVERLANDER
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