何歳まで強くなれるんや。

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SSTやって終わり。

自転車業界を見ていると、チームもショップも人も10年が節目だと思う。その中でも続けている人、辞めていく人は多い。なぜ辞めていくのかと問えば、目標がなくなるからだと思う。私も目標を見失うと、今やっているトレーニングの意味を考え始める。意味に対して、意味を無理やり付け加えるのは無意味だ。

目標があって、それらを達成するための練習をすることで意味が自然と生まれる。「意味を見つける」というのはそもそも見つからないものを探すようなものだ。ニワトリが先か卵が先かを問うてるようだが、意味なんて探しているうちは迷いがある証拠だろう。信じて、練習をやる。

一見宗教にも近いが、迷う暇があるなら目標を定めて少しでもそれに近づけるように練習するのだ。その過程で工夫や、効率化、そして1%を重ねる。少しつづつ目標に近づいていく事は容易いことではないが、目標に向かう「過程」をいかに密度の濃いものにできるか。過程はいずれ意味になっていくのかもしれない。

意味がなければスイングはない (文春文庫)
村上 春樹
文藝春秋
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