- 1310gのカーボンTLクリンチャー!
- リムテープ不要、バルブホール無し、スポーク一体型!
- 40mmリムハイト、26mmワイド、内径19mm!
いや、これやばいでしょ。マビックの最高峰のホイールCOSMIC CARBON ULTIMATEが超進化し、チューブレス対応クリンチャーホイールとして生まれ変わった。ただ、その進化は半端ない。とにかく「ぼくがかんがえたさいきょうのちゅーぶれすほいーる」なのだ。。。
多くのホイールメーカーがディスクブレーキ設計に夢中なのだ。しかし、Mavicは軽量かつ空力がよく、剛性の高いカーボンホイールを追求した。まさに「ULTIMATE」の何はじぬように。これはリムブレーキホイールを再活性化してくれることは間違いない。当然のことながら、アルチメイトはリムを再設計し直した。
リムハイトは40ミリあ。新しいCosmic Ultimate USTホイールのリムはフォームコア(白色の発泡剤のようなもの)の周りに3Kカーボン繊維を織り込んでいる。内部リム幅は19mmだ!(やっぱりわかっとる!)Mavicによると、この特定のフォームコアを使用した結果、耐久性が高まり熱対策の効率もさらに高まる。
ベアリング以外全部カーボンwww
今回のコスカボアルチUSTで最も驚くべき構造は、実際には目に見えない。というのもフルカーボンスポークがリムを貫通(というより一体化)し、その末端は「ブレーキトラック部分」にまで及んでいる。パット見はリムに直接結合されているのだが、その先はまだ続いていてブレーキ面までスポークが伸びているのだ。リムがスポーク穴なしで製造されているため、完全に気密性の高い構造を備えている。
雨天でも水没してしまうこともないし、なにより「チューブレスリムだけどリムテープが不要」というおまけ付きだ!
リムはレーザーでエッチングされている。
エアロダイナミクス
MAVIC偉い。すべてのデーターをモデル名入りで出している。やはりBONTRAGERのホイールは性能が高い。今回のコスカボアルチUSTはENVEよりも性能が良い結果が出ている。Mavicは25mmのタイヤを使用して似たようなリムハイトのホイールとテストを実施した。
スポークは一見「きしめん」かと思いきや、エアロダイナミクスを追求した結果楕円形をしている。新しい設計のハブもより小さくなっている。
進化したハブ
ハブも進化している。前作のアルチメイトのリアホイールは特殊な構造を備えていた。のむラボののむさん曰く、完成時に振れ取りをするためであるとのことだったが、この構造が廃止され、完全一体化のリアスポークパターンになった。
まとめ:まさに「究極の回転体」が登場した。
正直Lightweightの新型は「やっちまった感」がある。ところがMavic Cosmic Ultimate USTは、リムハイト幅40mm、幅26mm、内幅19mmのNACAプロファイル、チューブレスの使用を想定、リムテープ不要、ENVEよりも良い空力性能、重量1310gだ。そしてリム、スポーク、ハブはすべてカーボンでかつ「すべてが一体化」している。まさにこれを究極と言わずして何が究極だろう。ただ価格も究極で4,250ドル/3,500ユーロだ。発売は2019年1月。