才能って言葉は、物事を諦めるための便利な言葉として使ってる気がする。「僕には才能がないので…」と。「…」には言い訳が込められる。足りないのは才能ではなくて、今持っている力を引きだす練習が足りない。今日、辛いインターバルをやっている最中にやっと気づいた。極限の中で足りないのは、才能ではなく、自分をどこまで追い込めるかの強い心と、足を止めたいと思う弱い心を排除する強さだ。
自分で自分に負荷をかけているんだろう?なら耐えなさい。自分を俯瞰(ふかん)する。第三者として高いところから自分を見下ろす。辛さに耐える他に必要なこと。「インターバルやりすぎて死んだ奴はいない」マツケン氏の言葉は商標登録するべきだ。部屋の中で立てなくなったことはあったけど。
月から金まで今週の30 x 30インターバルは145本。愚直にFTP150%目指してやり続ける。7,8,9,10,11,12月とたんたんとやり続ける。シーズン中はみんなやってたけど、私には続ける他にやりようがないから、愚直に、毎日、これからも辛さに耐える。「才能がないなりに」なんて言うけど、ある一線を超えると、才能なんて実態のないような話なんて、オカルトに近いと思い始める。
一日一本でもいいから必ずゾーンに入れる。開いた隙間の時間に10本入れる。たった10分だぞ?スマホ触る時間、テレビを見る時間、SNSでどうでもいい他人の晩メシ見るくらいなら、少しでも自分のためになる事をしなさい。と、言い聞かせる。練習する、文字を書く、仕事する、家族と会話し食事し、寝る。それだけでいいと思う。
今週の帰宅は23:30でぎりぎり日をまたがずに帰宅出来た。それでも4:45からローラーできるし、ボリュームも落ちていない。今一番つらいのはウェイトコントロールで、夜のサラダ山盛り一杯でお腹すくから辛い。最近気づいたのだけど、夕飯って食べなくてもいいんだな。そういう時はさっさと寝る。そして、エネルギー切れのままのローラーが死ぬほど辛い。
それと引き換えに得るものもある。
今の私には、時間、強度、トレーニングボリューム、CTL、ATL、TSS、42日間の移動平均データ、それだけでいい。数字は正直だ。定量的であり、揺るがない。才能なんてと言っていた今年前半の自分よりも、またひとつ成長した。「才能が足りないのではなく練習が足りてない。」それだけだと思う。
年末の練習会は池ちゃんが担当してます。三時間ぐらいでベース走の体つくりメイン。
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