チューブレスタイヤが外せない!→インサート入りでも簡単に外せる工具あるよ。

いつもは不特定多数の方に向けて記事を書くのだけど、今回の記事はKossy選手(@mkossy)1人のために書いた超ニッチな記事。というのも、先日のCXレースが終わった後に川村選手から、Kossy選手が困っていることを聞いた。

新しい機材にはデメリットはつきものなのだけど、きっとこれから私やKossyが経験した「地獄」に苦しむ人が出てくる(はず)。

早速ですが、その地獄とは「タイヤインサート入りチューブレスタイヤを外す」こと。手でやろうとすると地獄なのですが、簡単に外せる工具(専用品ではない)がありますので紹介。非力な女性(妻)でも簡単にはずせます・・・。

なお、タイヤインサートが入ったチューブレスタイヤを外すには手では無理。試しにバイス(万力)でタイヤを挟んで締め上げても、滑って失敗。どう頑張っても外れなかった仕様は以下のとおり。おそらく、考える限り最もタイヤを外しにくい仕様でわたしのCXホイールはセッティングされております・・・。

  • タイヤ:IRC SERAC X-GUARD(硬い)
  • リム:ENVE M525(リム内にビード落ちを防ぐビードバンプ付きw)
  • タイヤインサート:VITTORIA Air-Linnerのグラベル(太い)
  • リムテープ:2重巻き(経がキツキツ)

もちろん、使う際には1.1barでキャンバー走りまくっても外れない、という安心性能があるっちゃあるのだが・・・。これを外すために試行錯誤した末にたどり着いた工具はこれ↓。

アストロプロダクツの「モーターサイクルビードブレーカー」を用いる。もともとモーターバイク用なので、初期状態だと自転車用ホイールには使えない。といいつつも、土台に備わった余計な部品(突起物)を外しておくだけでセットアップ完了。

次にマイクロファイバータオルやあて布を敷き、その上に空気を完全に抜いたタイヤ&ホイールセットをセッティングする。

リムのギリギリにプレートをセッティングする。

レバーを倒す。

もともと、モーターバイク用の硬いチューブレスタイヤを外すための工具であるため、ロードバイク用なんてあっけなく外すことができる。テコの原理を利用するため、うちの妻でもレバーを倒すだけであら簡単。

タイヤインサートを入れている際の注意としては、「タイヤインサートが潰れながら」ビードが「むにゅーん」とずれていくため、いつビードが外れたのかわからないぐらい「超簡単に」ビードを外せてしまうこと。

そのため、初めて使った時はセンターにビードが落ちていても気づかずにさらに押し込んでしまった。やろうと思えば、タイヤインサートがぺしゃんこになるほど潰れてしまう。したがって、作業に慣れるまでは少しづつ確認しながらビードが落ちる程度まで優しくレバーを押し込んでください。

ビードを一箇所外せたら、タイヤを横にスライドし再セットして作業を繰り返す。ある程度ビードが落ちたら、いままで通り簡単に手でビードを外せるようになる。

以上の手順をお試しください。超ラクです。

余談ですが、さすがのアストロプロダクツでプレートは面取りがとてもきれい。バリ等も一切なく、タイヤも傷つける心配もない。

お時間ある方は、↓にもう少し記事が続きますのでお付き合いください。

購入してダメだったビードブレーカー3選

実はCXシーズン開始1週間前にタイヤ交換をしようと思ったところ、全く外れなかったため試行錯誤していた。時間がないので、アストロプロダクツの「モーターサイクルビードブレーカー」を含めて4台ビードブレーカーを購入。

紆余曲折あり、モーターサイクルビードブレーカーにたどり着いた感じ。

結論を先にいうと、以下に紹介する3つは全て使えなかった。ことはないが、プレートが鋭角であったり、置き場所を取ったり、大型で収納に困ったり、重たかったり、価格が高かかったりと、モーターサイクルビードブレーカーよりもあらゆる点で劣っていることがわかった。

届いて組み立てたが、想像以上にでかい。TOPEAKやPARKTOOLのバイクスタンド並みに巨大すぎて返品。

どのタイプもタイヤを押し付けるプレートの角度が垂直に近いため、タイヤインサートまで潰せない&タイヤが死ぬという欠点があった。

(STRAIGHT/ストレート) ビードブレーカー バイク用 強力タイプ 15-076
(TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート
5つ星のうち4.4
¥4,932

結論としては、一番安くて、小さくて、押し付け面のプレートが広いモーターサイクルビードブレーカーがロードバイク用のチューブレスタイヤ外しには最適だった。実際に使って、試してみればなんてこと無い、そりゃこれ使うよ、と思ってしまいがちですが、ググっても情報が一切なく困っていたのがホンネ。

重要なのは、プレートで面圧をかけられるタイプ。プレートの先で刺すようなタイプは使えないというか外せはできるがタイヤもインサートも死ぬ。面圧タイプが良いことがわかった。

ビードブレーカーを試そうと思った経緯

バイクや自動車もチューブレスタイヤを使っているため、何かしらの工具を使っているはずだと調査。まさか手で外すわけがないとは思っていたが、「チューブレスタイヤ 外し」や「チューブレスタイヤ リムーバー」でググっても出てこず。

結局探しに探して、「ビードブレーカー」という名称がわかってからが早かった。

今回の記事自体は、(現段階では)需要が超少ない(おそらく、Kossyと私だけが必要としている)記事だと思う。とはいえ、同じように地獄を見る方が今後増えるであろうと思ったため記事化することにした。

わたしが使っているENVEのグラベル用リムは特に地獄で、ビード落ちを防ぐための特殊構造の「ビードバンプ」という突起が2箇所ある。この仕組みによって走行中のビード落ちの心配はなくなるが、タイヤを外すときが地獄だ。

さらにタイヤとリムがキツキツになるように、チューブレスリムテープを2重巻きにしている。そしてIRCのX-GUARDという硬いタイヤを使っている。さらにチューブレスタイヤインサートで特に太く硬いVITTORIAのAir-Linner グラベルが入っている。

チューブレスタイヤ外しの難易度としては、最高難易度(ロード&グラベル)だと思う。それでもビードブレーカーを使えば簡単に外せるため、困っている方は是非試してくださいな。

本記事は、タイヤインサートのCush-core、Tubolight、Air-Linnerのインプレ後に掲載しようと思っていましたが、急遽先に「外す方法」をアップしました。今回の記事はほんま、なんのこっちゃわからない工具と記事ですが、これは実際に地獄を味わって、親指の爪から血を流して、時間を無駄に消費してみないと実感がわかないとおもいます・・・。

お次は、最近チューニングするのが楽しいタイヤインサートの記事を公開予定です。インサートを入れることによるCrrの増加や、セッティング、耐久性などをテスト。