広島中央森林公園で行われた、第56回西日本ロードクラシック広島大会。チームとしては最後の展開まで4名が生き残ったが、表彰台はなしだった。出走は78名で、完走は36名、1名逃げ切り、最終スプリントまで残ったのは10名というレース。
サバイバルで周回数をこなすごとに人が減っていくという展開。一番積極的に動いて最後まで強かったのは中学生の頃に練習していた松山学院高校のコウキ。わたしがコロナ前に主催していた北摂練にVC福岡のしろしばおじさんと共によく来てくれていた。
レース前に誰か挨拶に来たなぁ、と思ったら高3になったコウキだった。大きくなって、めっちゃ脚太くなって、身長も同じくらいになっているし中学生の頃のイメージとはちがって顔も精悍になっていた。
こうやって、同じレース走れて楽しいぜ。年齢が倍離れていても、ロードレースはわからないしスタート前に楽しみが増えた。準備もしてきたので気負いなくリラックスしてレースに臨んだ。
第56回西日本ロードクラシック広島 10位
- カテゴリ:E1
- 順位:10位
- コース:広島中央森林公園
- 距離:10周123km
- 天候:晴れ
- 13時の気温:16
- フロントタイヤ:GP5000 25C
- リアタイヤ:GP5000 28C
- フロント空気圧:5.7bar
- リア空気圧:5.7bar
- 空気圧調整:パナレーサーデジタルゲージ
- バイク:CANYON AEROAD CFR
- チェーンリング:53/39
- スプロケ:11-30T
- ホイール:PRINCETON CARBON WORKS WAKE 6550
レース会場について血の気が引いたのは、バイクのフロントスルーアクスルを忘れてきたこと。結局家の外に落ちていた。CANYON AEROAD CFRのスルーアクスルはCANYONの中でも独自規格、さらに1.75mmピッチのネジ山部分が長い特殊な規格。
予備としていつも持参しているTREK EMONDAのスルーアクスルと同じ1.75mmピッチと同じなのだが、ネジ山の距離が短いため使えない。んで、綿棒の軸をスペーサに挟んでなんとかして出場。まじで出るの一瞬やめようと思った。予備は必須やな。
レーススタートまでローラーで軽くアップする。スタート直後はローリングで安全にスタート、1周終わった後にレースストップして、10周のレースになった。レース開始直後からペースが早く感じる。広島は序盤に逃げは決まりにくいから静観するが、有力どころが動くと皆が動くという展開。
序盤はできるだけ軽量化するため、ボトル1本で走る。
冷静に考えて、自分には力がないのでなんとか粘って耐える。レースは、寺崎選手、松木選手、小林選手、森口選手、前田選手が動いたら注意だなーと思ってはいたけど、コウキが登りで全ての周回上げるのでほんまきつかった。
三段坂のデーター解析してたけど、ゾーン7とゾーン5の繰り返し。一番きついやつ。
寺崎選手が抜け出すも、集団は捕まえに行って振り出しに戻る。三段坂の3段目でコウキが上げて、松木さんがついていった時が一番強度が高くギリギリのところで耐えた。ペースは6周目ぐらいまで三段坂は上がる。
ボトルが少なくなってきたところで、監督からボトルを受け取る。完璧。年季が入ったボトル渡しだぜ。
ボトルを無事受け取れたのもつかの間、有力どころは動かないが体力だけ消耗していく感じ。これは最後まで持つかな、と不安になりつつもなるべく前で展開して動きに備えるという感じ。残り3週ぐらいになっても集団は20名ほどいる。
チームは松木キャプテン、今年E3からスタートしてすでにE1のユーゴ、イケイケなリク、池ちゃんが残る。辛くて自分は口パクパクしている中、多分めっちゃ余裕で、口閉じてる松木さんはともかくとして、自分含めて4人残っているが、勝負はここからでどんな展開になるのかわからない。
とはいえ、自分の脚と相談するとどう考えても逃げ切れるわけじゃないし、ペースアップが能力超えていれば取り残されるわけで。
感覚的には、チーム戦というよりも個人戦の様相かつ消耗戦。ペースアップに耐えられなければどんどん落ちていくという展開。ラスト2周の三段坂のペースアップでユーゴがドロップ。
最終周回は大人数でざっと数えて十数名。最終周回誰かが先行するも、金網区間からはペースが緩む。登りで送れないように、先頭で1段目、2段目に入る。抜かれながらも時間稼ぎして後ろについて登りを処理する。
三段目が勝負どころ、ここでも集団は絞られない。先行は前田選手1名、もはやスプリントになるとみんなが思っているため、下り区間や駐車場のヘアピンもゆっくりペース。とおもったら、落車・・・。リクが吹っ飛び松木さんも足止めされ、コーキも巻き込まれでえらいことに。
池ちゃんグループは先行、最後のホームストレートに入る。スプリントはやはり無いが、できるだけ順位を上げるべく最後まで。10位でゴール。まぁ、表彰台にも上がれず、ただサバイバルに残って10位という地味な結果だった。
ラストの動画見たけど、ほんま決定力ないわ。
とはいえ、E1の強い人達の中に残れるだけの力はまだあるんかなと思いつつも、やっぱり表彰台登りたいよなぁと思ったのが本音だった。
帰宅後データー解析したら、Vo2MAXより更に上、ゾーン6と7の勝負だとわかった。これは何度も広島のレース走っているから理解していたんだけど、トレーニングもVo2MAX以上のメニューをひたすらやってきたので、方向性としては間違えていない。
体重58kg、FTP290Wなので全体的なパワーは人よりも低いが、キモはVo2MAX以上かつ、無酸素域、全開のパワーをどれだけ繰り出せるかというところが重要か。にしてもほんまきつかった。一緒にレース走った方お疲れ様でした。
補給エリアのななちゃん、監督、Ryoくんらのサポートがなければ走りきれんかったわマジで。チームポイントには貢献できたから良かったかもしれないが、表彰台ないと寂しいな。次回は登るぞ。
観光情報:八天堂ビレッジ
広島のレースに行った時に寄りたいのは、八天堂ビレッジ。レーススタート2時間前に娘が「パン作り体験」をするという。
アスレチック系もあり。
パパのカーボローディングのためにパンを作ってくれるそうな。
亀を作ってくれたらしいが、出来上がりはともかくとして焼き立ては美味しかった。ロードレースは見ていてつまらないらしいが、観光をコンボして遠征できたら楽しいなと思う。次回は生まれ故郷新潟の弥彦ロードレースだ。
¥3,605 (¥300 / 個)