短時間効率的サイクリングトレーニングを読んだ感想

サラリーマンは時間がない。ではどうすべきなのだろうか。先般の『凡人が才能のある人に勝つためにやるべき1%のこと』の中でも述べたが、効率の良い努力を積み重ねることだ。では、何を持ってして「効率が良い」と定義すべきかは、人によってバラバラであろう。

その一つのアプローチとして本書短時間効率的サイクリングトレーニングがある。限られた時間の中で最大の効果を得るには何が必要なのかが記されている。しかも、運動生理学を軸に専門家が書いているのだ。

単位時間あたり、どのような刺激が運動生理学的に効率が良いのかが記されていることは興味深い。

著者はメディカルドクターのジェスパー•ポンド•メデュス氏。ワールドカップ、世界選手権に出場する選手選手たちのパーソナルトレーニングを行っている。本書は、著者が四年に渡り綴ってきたトレーニングブログを書籍化したものになる。そして、出版を機に最新の理論に基づきアップデートがかけられている。

では1%を積み重ねるべく、少ない時間を使って何をすべきなのか、その手がかりを紐解いて行こう。

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第1章時間効率の良いトレーニング

読み進めて行くと、早速キャッチーなタイトルが飛び込んでくる。我々のようなフルタイムワーカーで、かつ時間の捻出をしてトレーニングに励むサイクリストにとって効率とは重要だ。時間効率、ペダリング効率と、ある限られた条件の中で、最大の効果を得るために必要な効率とは。

まずは、ある事を守るようにすることから本書は始まる。どちらかというと、自己啓発の本に書いてあることだ。これを守れば確かに、練習時間を増やすことなく、効率の良いトレーニングをすることが可能だ。

そして、本章では次の三つのポイントが学べるとある。

  1. 時間節約に役立つトレーニングテクニック
  2. 効果的な回復方法
  3. 時間を効率的に使う

読み進めて行くと、まずは成功例が記されている。どちらかというと自己啓発本の類の手法だ。この辺は読んでいて面白い。これらのアプローチをするとどうなるのか、読みての想像を膨らませるのも一つの導入の方法である。

一つ驚いたことがある。プロは一日どれくらい練習するかだ。正直、時間で考えたら私も同じくらいの時間を割いて練習してる。しかし、時間に対する効率や内容が違うのだ。プロと言えど、明確な目的と、明確な手段、そして効率の良いトレーニングを積んでいるのだ。

時間節約のテクニックで、私も実践していることがある。基本的なことであるが、大事なことだ。これは本書を読んで欲しい。納得である。事実私はこの時間を無駄に浪費してしまう元凶を排除した。結果、練習時間を割くことができた。

私はこの無駄な装置を排除することによる恩恵を、多大に受けている。時間にならないと流れてこない情報など、これ以上に無駄なものはないのである。

さらに、時間を効率的に使う為の練習内容が紹介されている。鍵は、無駄なトレー二ングをしない、ということだ。私も結構やっているトレーニングも無駄なジャンルに含まれていた。理論は常ね進歩する。乗り遅れてはならない。

第3章 閾値パワートレーニング

2章については、気づく点はあったが特出すべき点はそこまでなかったので割愛。3章の閾値インターバルについてだ。この閾値インターバルのトレーニングを成功させる秘訣を見て私は感嘆した。

まさに的確で誰しもが知っていることだが、なかなか誰もやろうとしない。強くなるのは分かっているが、辛くて誰もやろうとしない。これは、一見矛盾しているかのように見えるが、真実だと言える。

閾値トレーニングは、まさしく自身の能力を上げるためにある。具体的な手法は一通りではない。本書にも書いてあるが、閾値を基準として複数のパターンを複合的に取り入れることにより最高のパフォーマンスが得られるそうだ。

1〜3章のまとめ

まずは、じっくりと3章までを読み進めた。本書は、短い時間の中でもトレーニングを行う、サイクリストにうってつけの本と言える。プロのトレーナーを雇うと何万円もするだろう。

乗鞍まであと数週間といったところだが、本書があれば短時間で最大の効率が得られるかもしれない。あと数週間で何万円もする効果なホイールを買うよりも、千円程で自分の体のパフォーマンスを最大限まで高めてみてはどうだろうか。

次回は後半の部分に迫って行く。

なお、本書はiPhoneやAndroidの電子書籍があれば今すぐに読むことができる。検索もできて便利な電子書籍だ。本屋に行かずとも見たい時にすぐ購入できるという便利な時代なったものである。

追記: 早速14日間Vo2MAXブースタープログラムを今朝実践してみました。