今年は11月から2月までロードに乗らなかった。いわば、四ヶ月もロードに乗らない日が多かったということだ。ただ、フィジカル面では今までとは違い、相当追い込んで練習していた。ロードに乗らないことで、ロードに乗りたくなるまでの代替手段としてオフロードに取り組んでいた。
ロードに乗らずにチームの練習会にはわずか2barのシクロクロスバイクで参加してちぎれまくった。ただ、それが良かったのかとも思う。結果的にはオフロードはプラスの結果を及ぼした。色んな考え方があるにせよ、「ロードのオフシーズンは作り、フィジカルのオフを作らない」そんな冬だった。
ロードとオフロードの両立は
私の中で既に冬のいわばベース的なトレーニングは終わった。シクロクロスをやっていたせいかパワーも落ちず、体重も軽い。距離も一度に150km以内と定め、なるべく強度を重視して行く。エンデュランス能力は冬のうちに付けたいが、やはり強度なのだとレースから学んだ。
ただ、オフロードとロードを行なう場合どちらをどれだけやれば良いだろうか。考えるにロードを走っていてもトレイルの下りは絶対に上達はしない。ロードで速い人でも、シクロクロスをやると全くお話にならないようにオフロードはオフロードの走り方がある。
では、オフロードを走るとロードが早くなるのかというと必ずしもそうではない。パワーの持続時間やアタックがかかった時に耐える負荷はロードの方が長い。フィジカル面ではやはりロードに軍配があるだろう。とすると、どのような練習が良いのだろうか。
それぞれの特性
ロードもマウンテンも共通しているのはたとえ練習中でもレース中でも休めるということだ。ロードはほとんどサイクリング状態になることもあるし、かといって一気に強度が上がる時もある。オフロードは瞬間的なパワーがかかる時があるが下りで休める。
ただ、オフロードの場合だと下りのテクニックはかなり重要で下りの差はスキルの差になる。私も未だに下りが苦手だ。ロードなら下りで千切れることはないが、オフロードはいつも置いて行かれる。今一番克服したいのは実はオフロードの下りなのだが、これは低速から慣れて、上手い人についてとやっていくしかないだろう。
細分化していくと、それぞれの競技の特性が見えてくるがどれが欠けても結果的に速さに結びつかなくなる。
やはり下りはオフロードで練習し、フィジカルはロードと言える。やはり目的を明確にして特化した練習が効率の良い練習と言えるのだろう。
まとめ:レースに特化した練習を
レースシーズンはすぐそこだが、それまでに準備すべきことは多くある。ただ本質を見据えた場合、これからやるべきことはレースに特化した強度であり無駄に乗って自己満足に浸ることではない。確かに距離も必要なのは理解しているが、ベースよりも高い負荷に耐えられる練習が必要だ。
昨年はひたすら距離を乗ったが、今年は強度と適度な距離という違うアプローチをしてみた。これが吉と出るか凶と出るかはわからない。全ては初戦のレースでわかるだろう。今年はリザルトに残る走りをする。今までは「ロードレースごっこ」的な要素が自分の中で多かったが今年は味方もライバルだと思って粛々と走る。
来るべきシーズンはもうすぐそこだ。
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