MAULTEN DRINK MIX 人類初のマラソン2時間切り!キプチョゲ選手が飲んだドリンクとは

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MAURTENを一躍有名にしたのは「Breaking2」プロジェクトだ。エリウド・キプチョゲ選手(ケニア)がエネルギードリンクとして使用した。Breaking2プロジェクトは、フルマラソンのサブツー(2時間切り)を達成するためにありとあらゆる科学が投入されておりナイキ社のシューズ「ナイキズームヴェイパーフライエリート」も同じく注目された。

そして2019年10月12日の歴史的な「INEOS 1:59」だ。非公式ながらも、エリウド・キプチョゲ選手が人類で初めてフルマラソンで2時間の壁を突破(1:59:40)した。キプチョゲ選手は、すべてエイドステーションでMAURTENを飲んでいた。そして今、世界6大主要マラソン大会における優勝者たちも共通してMAURTENを飲んでいる。

MAURTENの大きな特徴は含まれている炭水化物の濃度だ。通常のスポーツドリンクの炭水化物の濃度は5%前後だ。5%という濃度は、人間が腸で吸収できる上限と近い値に抑えられている。しかし、MAURTENは倍以上の15%の炭水化物から構成されている。500mlのドリンクに炭水化物が80g(320Kcal)という高エネルギードリンクだ。

ランナー、サイクリスト、トライアスリートのようなエンデュランス競技を行う人にとって、倍の量の炭水化物が取り込めるというのは夢のような話である。競技中、競技前、そしてカーボロディングと使用用途を考えただけでも、とても魅力的なドリンクに思える。ただ疑問も残る。なぜ、MAURTENは腸が吸収できる限界値を超えても体に取り込まれるのだろうか。

そしてなぜ、世界最高峰のトップランナーたちがこぞって使用しているのだろうか。

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ハイドロジェル技術

まずは炭水化物(糖質+食物繊維)が体に取り込まれる仕組みからおさらいする。食べ物がクチから取り込まれ、胃などの消化器官を経由する過程で消化酵素のちからで食べ物は分解されていく。最終的に小腸でブドウ糖や果糖などに分解され、体内に吸収されていく。その後、血液に乗って体全体に運ばれエネルギーとして利用される。取りすぎると余剰として貯蓄される。

炭水化物が吸収されて蓄積されるのならば、炭水化物の量を増やせばいい。しかし、今までのスポーツドリンクが簡単に炭水化物の量を増やせなかったのには理由がある。確かに炭水化物の量を増やすと高濃度のドリンクが出来上がる。しかし、いざ人間の体に取り込もうとすると濃度の高い炭水化物は運動中の胃でうまく吸収できない。

そして、運動中に吸収可能な炭水化物の量には限界がある。吸収できる限界を超えてしまうと、炭水化物は胃に留まり続けてしまう。そして、消化をしてから胃腸に流そうとする。これら一連の時間には個人差があるもののおよそ2~5時間といわれている。そうなると問題なのは競技時間だ。

たとえばマラソン競技(2~3時間)、自転車競技やトライアスロン(1時間~5時間超)のレース中に大量の炭水化物を摂取したとしても、消化が間に合わずエネルギーとして吸収できていないことになる。それゆえに、一般のスポーツドリンクは炭水化物がおよそ5%くらいに設定されている。

この炭水化物の濃度と吸収の関係については、当ブログでもたびたび紹介している寺田 新氏(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系准教授)の著書「スポーツ栄養学」で詳しく記されている。

話は吸収の話に戻るが、濃度5%のスポーツドリンクであっても、MAURTENであっても吸収するのは人間なのだから条件は同一だ。しかし、ここからがMAURTENの最大の特徴で独自の「ハイドロジェル技術」が効果を発揮する。MAURTENのハイドロジェル技術は胃酸に反応して、炭水化物をカプセル化しジェル状に変化する。

いわば、オブラートで包まれた薬のようなものだ。いわば中身と外身が異なっている「隠れみの術」だ。

体はだまされ、カプセル化したジェルを炭水化物とは認識しない。そして、胃に留まることなくまんまと排出されすぐに腸に届けられる。本来定員オーバーで順番待ちせねばならない状況を、ファストパスチケットを手に入れ先に進むようなものだ。早い人は15分から30分で吸収されエネルギーに変換されることが可能になる。結果的に胃と腸で効率的にエネルギー源を吸収できる。

MAURTENのカラクリは胃をだますことで、限界とされていた吸収率を突破することだ。結果的に、競技中の「エネルギー補給」が本当の意味で可能になった。

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成分

MAURTENの成分はすべて天然成分から構成されている。マルトデキストリン、フルクトース、ペクチン、アルギニン酸ナトリウム、塩化ナトリウムの5種類だ。この手の製品の成分一覧を見ると、辞書の1ページかのように成分がずらりと並んでいる。MAURTENが安心なのはアスリートファーストを掲げておりたった5種類の成分しか使っていない。

MAURTENには哲学がある。「パフォーマンスの向上に関係のない成分を使わない」ということだ。香料や着色料も体には必要がないため使用していない。アスリートに不要だと考えられるものは一切使用していない。だからこそ、MAURTENはすべて天然成分から成り立っている。

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320と160の違い

320の成分表。

160の成分表。

MAURTEN DRINK MIXには320と160の2種類がある。単純に炭水化物の量が異なるだけなのだが、使用する際の狙いと目的が異なっている。まずは摂取する目的別だ。

  • MAURTEN DRINK MIX 320:エネルギー補給を優先したい場合
  • MAURTEN DRINK MIX 160:水分補給を優先したい場合

次に競技時間の長さを考慮した使い分けだ。

  • MAURTEN DRINK MIX 320:2時間
  • MAURTEN DRINK MIX 160:1時間

ドリンクの他にも「GEL100 CAF100」というエネルギージェルがある。すでにハイドロジェル化した状態の炭水化物が1袋あたり25g(100カロリー)が含まれている。MAURTENの研究によれば1時間あたり最大100gの炭水化物がエネルギーに変換される。GEL100CAF100を複数本使用すると、1時間あたり最大400カロリーのエネルギー補給を短時間で行うことが可能になる。

ドリンクのMAURTEN DRINK MIXとGEL100を組み合わせれば効率の良いエネルギー補給が可能になる。

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使用方法

まずは注意事項からだ。決して他の成分と混ぜてはいけない。特にクエン酸とBCAAはMAURTENの効果を弱めてしまうから絶対に使用しないこと。特に酸は禁止だ。冒頭でも記載したとおり酸性に反応してジェル化してしまう。したがって、いらんことをせず水道水をきっちり500ml入れるといい。

溶けにくいという感じはしない。あっという間に溶ける。ほんの少しだけトロッとした飲みものだ。

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使用例

レースだけで使用すると思っていたMAURTENだが、実際はもう少し使用する範囲を広げることができる。エンデュランス競技であればより効果的な使い方が可能だ。エンデュランス系の競技に出場する際、大会前にカーボローディングを行うことが必須となっている。エネルギー源となる炭水化物を通常量よりも多く蓄える。

カーボローディングの手法にはさまざまなパターンが存在している。そして、人によって効果やグリコーゲンの貯蔵量は異なる。MAURTENはカーボローディング用に使用することも可能だ。MAURTENが公開している資料によると、レースの2日前からMAURTEN DRINK MIX 320を1袋ずつ摂取する方法が紹介されている。

  • 金曜日:炭水化物が多い食事とMAURTEN DRINK MIX 320 1袋
  • 土曜日:夜MAURTEN DRINK MIX 320 1袋
  • 日曜日:レース3時間前に320 1/2袋、スタート30分前に1/2
  • レース後:リカバリーとして160を1袋

という使い方ができる。レース前日までのカーボローディングや、レース中のエネルギー補給など幅広く使用できる。そしてリカバリードリンクとしても使用することが可能だ。たんぱく質と炭水化物を同時に摂取するとより効果的だ。

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使用実績

MAURTENドリンクは主にマラソンで使用されている。長時間休むことのないエンデュランス競技に向いているということだ。ということは長丁場のロードレース、トライアスロンとMAURTENを使用することでパフォーマンス向上が期待できる競技はとても多い。本章では、MAURTENのこれまでの使用実績と輝かしい記録をまとめた。

ほとんどが優勝か世界記録であり、さらにフルもハーフもワールドレコードであることを考えると、ステマではなくMAURTENがマジのモノホンということが嫌でもよくわかる。誰でもわかる。素人でもわかる。

  • 2019-10-12「非公式世界記録:INEOS1:59」: Eliud Kipchoge (1:59:40)
  • 2019-09-29「優勝:BERLIN 2019」Kenenisa Bekele (2:01:41)
  • 2019-09-29「優勝:BERLIN 2019」:Ashete Bekere (2:20:14)
  • 2019-09-15「優勝:マラソン日本代表選考レース」:Shogo Nakamura (2:11:28)
  • 2019-09-15「優勝:CPH 2019:ハーフワールドレコード」:Geoffrey Kamworor (58:01)
  • 2019-06-28「優勝:EUROP 2019」:Jan Frodeno (7:56:02)
  • 2019-04-28「優勝:LONDON 2019」Eliud Kipchoge (2:02:37)
  • 2019-04-15「優勝:BOSTON 2019」Worknesh Degefa (2:23:31)
  • 2019-03-03「優勝:TOKYO 2019」Burhany Legese (2:04:48)
  • 2018-11-04「優勝:NEW YORK 2018」Mary Keitany (2:22:48)
  • 2018-10-07「優勝:CHICAGO 2018」Mo Farah (2:05:11)
  • 2018-09-16「優勝:BERLIN 2018」Eliud Kipchoge (2:01:39)
  • 2018-04-16「優勝:LONDON 2018」Eliud Kipchoge (2:04:17)
  • 2018-02-24「優勝:LONDON 2018」Vivian Cheruiyot (2:18:31)
  • 2018-04-16「優勝:BOSTON 2018」Desiree Linden (2:39:53)
  • 2018-02-24「優勝:TOKYO 2018」Dickson Chumba (2:05:30)
  • 2017-11-05「優勝:NYC 2017」Geoffrey Kamworor (2:10:53)
  • 2017-10-08「優勝:CHICAGO 2017」Galen Rupp (2:09:20)
  • 2017-09-24「優勝:BERLIN 2017」Eliud Kipchoge (2:03:32)
  • 2017-08-06「優勝:WORLD CHAMP 2017」Rose Chelimo (2:27:11)
  • 2017-08-06「優勝:WORLD CHAMP 2017」Geoffrey Kirui (2:08:27)
  • 2017-05-06「記録:MONZA 2017」Eliud Kipchoge (2:00:25)
  • 2017-04-23「優勝:LONDON 2017」Daniel Wanjiru (2:05:48)
  • 2017-04-17「優勝:BOSTON 2017」Geoffrey Kirui (2:09:37)
  • 2017-02-26「優勝:TOKYO 2017」Wilson Kipsang (2:03:58)
  • 2016-11-06「優勝:NEW YORK 2016」Ghirmay Ghebreslassie (2:07:51)
  • 2016-10-09「優勝:CHICAGO 2016」Abel Kirui (2:11:23)
  • 2016-09-25「優勝:BERLIN 2016」Kenenisa Bekele (2:03:03)

・・・。優勝か、世界記録。

偉大な記録の中でも、特に注目したいのは2017年5月6日のMONZA2017だ。F1で有名なあのモンツァサーキットにおいてキプチョゲ選手が当時人類史上最速でフルマラソンを走った。キプチョゲ選手は、準備期間、トレーニング期間、すべての期間においてMAURTEN DRINK MIX320を使った。

そして、レース中はおよそ0.9リットルを飲んだ。練習から本番までMAURTENは世界最高峰のランナーの燃料として使用されている。ここまでくると「プロモーションだろ」とか「ステマだ」という領域を超越して、「MAURTEN使わなければ勝てない」という状態になっている。

それは2020年に迫った東京オリンピック代表選考会でもそうだ。世界中のランナーのエネルギー源が今、MAURTENなのだ。

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レビュー

ここまでの結果を見て、私が使用したレビューなど意味があるのか疑問に思う。しかし、アマチュアの私が使い実際にどのように感じたのか率直な意見も重要だと思うのだ。ぜひ、読み飛ばさずに読み進めてほしい。

私は長距離のロードトレーニングでMAURTEN DRINK MIX 320を使用した。トレーニングコースとして何度も走っているコースをでテストしたが、明らかに後半のエネルギーが残っている感じがあった。その日は150kmほどをノンストップで走り、最後は10分ほどの峠をタイムアタックするというメニューだ。

峠のアプローチまでにアップダウンがあるコースを130km以上走る。さらにハイペースで進むため脚が残っていなければ峠を登れない。その上でMAURTENを使用して走ったときは本当にエネルギーで満たされている感覚があった。ギアもよくかかり10分320W(5.5W/kg)ほどで峠を登ることができた。自分のベストタイムかつベストパワーだった。

エネルギーを効率的に補給できないと、後半に「タレる」という現象が起きる。いわゆるパワーが出ないハンガーノックの状態だ。おそらく、今まで使用してきたどのドリンクよりもエネルギーが取り込まれる感覚がある。のどごしはややトロッとしている。ただ、ネバネバしているわけではない。

最も良いと感じたのはやはり飲み続けても胃に貯まる感覚がなかったことだ。長丁場のレースになると、後半に胃がモノを受け付けないという状況におちいる。このような感覚はMAURTENには皆無だ。

ここまでの内容でも示したとおりマラソンで多くの結果を出している。しかし、ロードレースにこそ最適だと思う。特に全日本選手権、ツール・ド・おきなわ、ニセコクラシック、国内のJPTのレースだ。しかし、MAURTENのドリンクはまだそれほど普及していない。これらの状況を考えると、MAURTENはブルー・オーシャンにしか見えない。

レースに出なくともブルベや1時間補給とドリンクを摂取できないシクロクロスにも適している。世界最高峰のランナーがこぞって使うMAURTENを、どう考えても自転車選手が使っていないというのはもったいない話だ。きたる長距離・長時間のレースのためにMAURTEN DRINK MIXは必須といる。

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まとめ:MAURTENで倍のエネルギーを

フルマラソンでサブツー(二時間切り)という驚異的な記録は、本人の努力と才能によるものだろう。しかし、どんな人間であれ、何かしらエネルギーになる食べものを摂取せねば活動することはできない。そして、競技として戦う上では闇雲に炭水化物を取るだけでは不十分な時代になってきた。

どれだけの量を取ったかではなく、何をとったかを考えていく必要がある。特に絶え間なく走り続けるマラソンは、エネルギー補給と枯渇の戦いだ。世界各国の多くのランナーと、日本代表のランナーが選んでいることからもMAURTENの効果はホンモノなのだろう。

もはやここまで来ると、最後まで走りぬき勝つためにはMAURTENが必須だ。世界最高峰のランナーが求めるエネルギー源は今、MAURTENなのだ。

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購入先

購入先だが大阪付近であれば、私がよく行くサイクルショップベックオンにモルテン160と320の二種類が入荷していた。そもそも国内の流通量が少ないためレースを控えている選手たちは早めの購入を検討してみては。

ベックオン 06-6120-3939

他にはamazonで数は少ないが販売している。高価だが、長距離のレースや決戦用のドリンクに最適だ。

320タイプ。私は1時間のCX前にはこれだけ摂取している。1000円の定食を食べたと思えばさほど高い買い物ではない。

160タイプ。

【MAURTEN JAPAN公式】MAURTEN (モルテン) GEL100 1袋
MAURTEN
売り上げランキング: 9,617

ジェルタイプはこちら。

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