おすすめのシーラント 実験で最もふさがったのはコレ

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英国の老舗メディアmbrが行ったシーラントの性能評価実験「Best tubeless sealant for mountain bike tyres」によると、最も優れた性能を発揮したのは、Muc-Offシーラントだった。実験は以下の条件で行われた。

  • 2.75mmのキリを貫通させる
  • 5mmのドライバーを貫通させる
  • メスでサイドウォールを6mmカットする

という、タイヤ愛護団体から苦情が来るレベルだ。

Best mountain bike tubeless sealant: Go puncture-free! - MBR
The best tubeless sealant will keep the air in your tyre for longer and actually fix punctures while you ride. No more inner tubes or patches!

この記事を見てからというもの、シクロクロスやロード用のチューブレスタイヤにMuc-Offシーラントを実践で使用している。確かに他のシーラントとは異なり、「得体のしれないツブツブ入りピンクの液体」と独特の粘度が特徴だ。

mbrの実験で用いられたシーラントは以下の製品だ。

  • Muc-Off No Puncture Hassle(勝者)
  • Stans No Tubes Race Sealant
  • Orange Seal Endurance
  • Vittoria Pit Stop TNT

Muc Offのシーラントは、テストした中で最も濃いシーラントの1つであるにもかかわらず、タイヤの内側に均一に分布する特徴がある。実際に使用し、タイヤを外して確認したところ「べたーっ」としたピンクの液体がタイヤの内周にまんべんなく広がっていた。

実験ではホイールをほとんど回転させることなく、2.75mmのパンクを塞ぐという結果だった。他社のシーラントはさらさらとした液体の場合は、パンクの箇所にうまくシーラント剤が行き渡らず塞がらない場合がある。Muc-OFF独自の優れたメリットである。

また、追加の実験では5mmのパンクもほとんど瞬時に塞いた。他社のシーラントがサイドウォールの切れ目を一時的に塞ぐだけだったのに対して、Muc-OFFのシーラントは完全にパンクを塞いだ。そして、約1時間後であってもタイヤに空気を再度充填することもできた。

この性能を発揮できたのは、Muc-OFFのシーラントただ1つだけだった。

実際にMuc-OFFのシーラントをシクロクロス用のチューブレスレディタイヤで愛用している。シーラントはそもそもパンクをシールするものだが、チューブレスシステムではもう一つの機能、「タイヤの内側をコーティングする」という役目もある。

シーラントには空気の抜けを防ぐバリアの役目もある。チューブレスレディタイヤは完全な気密構造ではないため、ケーシングから空気が漏れ出してしまう。Muc-OFFのシーラントは、CHALLENGEのHTLRとも相性がよく、24時間ほどで完全にシールされた。

また、HTLRの最大空気圧である5.0barまで充填し8時間放置しても0.2barしか抜けていなかった。高圧を入れると空気が抜けやすいが、Muc-OFFシーラントの強力なシール性能によって確実に空気を閉じ込められている。

メーカーの推奨使用量は以下の通りだ。

  • ロードバイク:30-45ml
  • 26”&27.5MTB:60-75ml
  • クロスバイク700C:60-75ml
  • 29”MTB:105-140ml
  • ダウンヒルバイク:120-140ml

私は、シクロクロス用に4セット(8タイヤ)を運用しているため1リッターを使用している。33Cタイヤであれば40~50mlで足りる。タイヤインサートを入れている場合は、30~40mlで足りるだろう。

Muc-OFFのシーラントの詳細なスペックは以下の通りだ。

  • ラテックスベース
  • アンモニアフリー
  • 非腐食性で水洗いが簡単
  • CO2対応
  • 6mmの穴まで埋める
  • 最先端の分子が穴や切れ目を一瞬で埋める
  • ラテックスが強力なシールを生成する
  • 対応空気圧:15~120psi
  • 対応温度:-20℃~50℃
  • 用途:ロード、シクロクロス、エンデューロ、ダウンヒル
  • 効果:最長6ヶ月以上
  • ブラックライトで、漏れをチェックできる!

Muc-OFFのシーラントは高い性能を備えているが、シーラントを捨てる際のメンテナンス性にも優れている。風呂場のシャワーを使って40℃のお湯をかけると綺麗に流れ落ちる。たわしでこする必要もなく、シャワーをあてるだけだ。

これまでMuc-OFFのシーラント以外にNotube、フィニッシュライン、エフェットマリポーサの製品を使ってきた。そのうで、Muc-OFFのシーラント以外使うことは考えられない。ダントツの性能とメンテナンス性に優れたMuc-Off No Puncture Hassle Tubeless Sealantは、実際に使ってみても非常におすすめできるシーラント剤だった。

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