純国産 GDRと東洋フレームのハイブリッドラグフレーム

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先般、TIMEのVXRSが48万と記載したところ「当時は70万だった」という話を聞いた。それからするといくらか安いという話らしい。皆、お金があれば欲しいという話もちらほら聞く。それ程までに自転車に求める「カタチ」としてラグフレームがあるのだろう。

現代のフレームにおいて重量剛性比や、BB周り剛性、軽量化は、既にある一定の限界値に達しているように思う。それらから差別化するために、付加価値としての味付けが求められているように感じてならない。

本来、母数としてはレースに出ない、もしくは自転車本来の楽しみ方を感じたいサイクリストのほうが多いはずだ。むしろ戦略としてはそちらをターゲットにしたほうがよいだろう。今回は、フランス車に負けない(むしろ優る)国産GDR(グラファイトデザイン社)と東洋フレーム(大阪)のコラボレーションバイクを見ていく。

果たしてvxrsに向く触手は変えられるのか。

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TOYO CARBON cr-Mo HYBRID ROAD

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写真: 東洋フレーム

私が住んでいる家からも近い大阪府柏原市にある国産フレームメーカー「東洋フレーム株式会社」。なかなか自転車好きか、シクロクロス好きでなければ馴染みがないメーカだろうが、最近では、スペシャライズドが創業40周年を記念して世界限定74台のALLEZを作ったのも東洋だ。

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フレームの素材には軽量なレイノルズ853を用いて、東洋フレームが74台だけ組み上げる。わざわざ米国の会社(製造はメリダインダストリー)がコスト面を考えても、日本の東洋に依頼する意味は非常に大きい。

その世界的に技術が認められた、溶接が得意な東洋と、カーボンで有名なグラファイトデザイン(以下GDR)と協力して作られたのがTOYO CARBON cr-Mo HYBRID ROADだ。このフレームは「純国産カーボンラグフレーム」である。ただこのフレームは、これまでのフレーム設計思想と逆の構造をしている。

後ろ三角がクロモリなのだ。

本来であれば後ろ三角はカーボンが多い。ところが、クロモリで作ることにより、自転車という後輪駆動の運動体の走りの良さが生まれるという。

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フレームを構成する材質

肝心のフレーム構造と材質を確認して行く。

トップチューブとダウンチューブはGDRのスペシャルカーボンを用いている。材質は東レのT700の専用設計。そして東洋が作る接合部のラグと後ろ三角はカイセイ・クロモリだ。BBはトラディショナルな68mmである。いづれも国産だ。

フォークはGDRのカーボンフォーク1.5”テーパードである。本来でヘッドのベアリング経は小さいものが多いが、この辺も上下異経を採用しており安心感がある。全て組み上げはTOYOだ。

また、めずらしく電動対応している点も見逃せない。

そして、本フレームに添えられた東洋フレームのコメントがアツい。

全ては勝つ為に、良く進むフレームとは何かを考える。

重量だけが判断基準になっている昨今のフルカーボンフレーム。軽量で過剰剛性が良いフレームではない。

TOYOが争っているのはフレーム重量ではありません。

如何に速く遠くまで快適に進めるか。それが自転車の根本だと思うからです。

先日紹介した、ゴキソの話に通じるものがある。GOKISO取締役の方が贈った乗鞍優勝へのコメントがアツいと話題にでも紹介したように、本当に走る意味を追求しつつづけている。やはり、目先の軽さや、特別なギミックに走りがちな海外製品にはない、国産の不器用ながらも真面目な逸品と言える。

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まとめ:ラグフレームという嗜好品

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現代のカーボン技術でフレームを作るなら、間違いなくモノコックで製造した方が剛性や軽量化ができるだろう。そういう意味ではラグフレームは嗜好品と言える。

そこで、世界で300台発売される予定のTIME VXRS。そのインパクトやタイムユーザーにはたまらない。しかし、ここまで紹介したGDR x TOYOはオーダーして世界に一つだけのフレームだ。さらに電動対応もしている。

国産というポイントも高いが、国内屈指の二大メーカーの技術を結集して作られる本フレームもラグの選択肢として捨てきれない。美しいフランスの名車もまた良いが、一人一人に合わせて作られる世界にただ一つのフレームもまた粋だ。

そう考えると、フレーム1つを選ぶ基準は人それぞれ違うのだろう。少なくとも私は「国産フルラグクロモリカーボンハイブリッド」のオーダーフレームという超絶嗜好品に惹かれてしまうのだ。

私は生涯使う愛車として、本気で購入を検討している。

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