レッドブルホーリーライドの舞台でもある勝ち運の寺、勝尾寺。その縁起の良い寺へ向けてタイムアタックをするのが、関西サイクリストの定番でもある。急な上り坂ではないのだが、タイムでその人の力量がはっきりとわかるコースだ。
偉大な先輩たちが残した10分台に挑戦するというのが一つの楽しみ。昔キャプテンから聞いたのは、分岐からはフル回転と言われていたので、教えを守り徐々に上げていく作戦。先週は平田氏と二人だったが、今日は大勢いる。気合も入る。
先週の手応えで、走り方と全開の区間を考える。平日も土曜日に照準を合わせ、夜に300Wを10min程行い、体を慣らす。分岐からは3分ほどだから400Wを目指してローラーでインターバル数本。前日の金曜日は、炭水化物中心の食事をしてこの一週間はレースさながらだった。
前日に平田氏に「決戦前夜の気分だ。。」とラインしてドキドキしながら練る。明日は10分台と思いながら就寝。
勝尾寺TT 10:55
おそらくヒム69さんと初走行。御本人だと思うけど、確証がなかったので、とりあえず一発目は走ることに集中する。
いっつも20分走してるから10分しか走らなくて良いと思うと気が楽。すこし緩めに入る。後半上げてくペース配分。ローテ普通にみんなと回ってたけど、ローテ中も出力の割になんか楽だった。単独だったらもっとタイム落ちそうやな。分岐からは全開で行くと決めていたので、みんなには申し訳ないけど、離脱してペース上げるべく、ふるもがきでかけて行く。
この日のMAX889Wでかけ始め、400Wを目指す。途中垂れるかと思ったけど、なぜかわからんがよく回る。フレームをVXRSにしたからかわからないけど、ホント足に優しい。足を削られているときに時にまだ踏めるフレーム。なんやこれ。
勝尾寺の寺が見える直線に入った時に、10分台を確信する。行ける時ってほんとこんな感じなんやなぁ、、、と脳内は冷静。後半にもう一発上げて最終のもがきは432Wに着地。分岐からの平均は376W、全体の平均は336W(5.71W/kg)、体重は朝二回振り絞ってたので58.8Kg、後半は6.4W/kgとなんか噓みたいな数値。
ついに到達した10分台が嬉しくて、下ってまだ登ってる監督に10分台でました!と。あんまりわかってくれる人がいない10分台。嬉しくて、キャプテンにもラインしてしまった。
やっぱ、キャプテンだったw
ラップ押した時は10:54だったんだけど、データーロードしたら10:55だった。あぶないあぶない。その後は、実はそれからが本番。西田橋〜勝尾寺〜妙見山〜園部〜るり渓〜名月峠〜野間峠〜裏高山ゴール。
るりは、平田氏とドンパチやってピークへ向けて勝負。最後はアオ看板までもがく。最後にかけて白目向きながら、悶絶する練習。
下って、野間は盛大に垂れる。途中でワープしてきた監督が裏高山で仕掛けてくる。着いて行って、緩んだところから、徐々にゴールへ向けて負荷をどんどん上げていく。この走り方辛いけど、ピークに向けて悶絶できるし、タイムも良い。ただ、ものすごく辛い。
あっという間だったけど、本当に嬉しくて、(・∀・)ニヤニヤしっぱなしだった。コツコツローラー毎日やり続けてるといい事もあるもんだ。アマゾンで買ったプロテイン飲んで寝る。明日は、晴れだな。。。