完全に棚ぼたなレースだったけど、最終局面までレースをすべて見られた。チームとしては松木さんが優勝、池ちゃん8位というリザルト。チームランキングも1位でネクストイエロージャージもオッサンが獲得。私は5位だったけど、運良くたまたまといった感じか。
リザルトがすべて、とは言えどここに至るまではレースは色々とあるわけで。以下リザルト。
大御所の有名選手たちと伝統ある広島中央森林公園でレースを走れたこと自体が私にとってはエキサイティングだった。鮮度が高いうちにレースレポートを。本来はレース当日書く事が鉄則(自身の中でのルール)だがいろいろとあって少々遅れた。
次に繋がるように手短に書きまとめた。読み返すと、良いこと、悪いこと、やらなくても良かったことなどがわかり、同じ轍を踏む必要はなくなる。
最近の練習〜レース当日まで
12月からメニューをもとに戻した。非常に基本的なメニューの繰り返し。25min、5min、30×15だけ。毎日の練習はSTRAVAとZWIFTに上がっている。以前はZWIFTでのレースしていたけど、自分には合わなかったのでやめた。
前日は炭水化物多めで、昼はつけ麺、夜は広島空港のうどんと親子丼。補給と実際に取ったカロリーなど。
- スタート前:カステラ1本、オレンジジュース
- ドリンク:モルテン500ml 炭水化物79g (320kcal)
- ジェル:特性クラスターデキストリン:炭水化物140g(560kcal)
ドリンクは1本で足りた。ジェルは25ml残っていたからジェルを消費したのは85%だった。人間は1時間に最大60gしか糖質を吸収できないから、それ以上飲んでも吸収が追いつかないから無駄になる。1周18分ぐらいだから、金網区間でちびちび20gぐらい飲む感じの計算で。
カロリーがどれくらいという計算よりも、糖質を何グラム取るかのほうがわかりやすい。3時間ほどのレースであれば180gの糖質を上限でいい。モルテン79g+140gで219gでスタート1時間前のアップで30gほど消費。これで帳尻を合わせた。
ジェルは市販品を買うと高いから、クラスターデキストリンの粉末から自作している。配合はいろいろ試して自分にあう調合で。
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広島中央森林公園 Day1 E1 5位
ウォーミングアップは八天堂カフェの周りを1時間ほどして、1周。かかりは良くない。180wぐらいで淡々と。減量はなし。いつものレース体重よりも1.5kgほど重い。スタートギリギリに到着。そのままスタート。レース時間は3時間と長く、三段坂を9回登る。
基本的には前を走る。本日のメンバー的に、高岡選手(Roppongi Express) 、小橋選手(YURIFitCyclingTEAM)、松木選手(VC VELOCE)がレースを動かすのだろうなと、レース前あちこちのはなしで聞かれたが、レースは展開を予想しても猿がダーツを投げるぐらい当たらないから考えるだけ無駄だと最近は思う。
レースにはセオリーはあるかもしれないが、シナリオはない。考えや、名ばかりの戦略という言葉遊びで、思考する範囲を狭めてしまうと、流動的に柔軟に動けない。だから、レース中に考えながら走るようにした。レース前の松木キャプテンのオーダーは、
俺が落車やメカトラで止まっても、絶対に待つな。待ったら○す。
というもの。言葉の裏には、「お前らの自分のレース捨てんなよ、結果出せよ」と。んで、嫌な予感は的中して結局待たなかった。あとは、チームのプランとかは一切なくて確か昔からよく言われているのは、「個人個人の最高の成績を出せ」というもの。チーム戦のようで、実際は個々の個人戦なのがE1だと私は思っている。
まぁ、考え方は人それぞれなので各人が最大のリザルトを出しましょう、というシンプルなもの。
レースは序盤こそゆっくりと進む。強度的には高くないが、後半には減っていくだろうなという感じ。2周目で池ちゃんが逃げに乗る。先は長く、逃げられる脚はないので集団内で走る。逃げは確か6周目の三段坂最後で吸収された。
その際にブリッジしにいく数名に池ちゃんが気づいていなかったので、とりあえず声だけかけた。この時点で15名程度に絞られていた。今回高岡さんの走りを見ていたが、毎回同じ場所で上げるのではなく、下り、登り、平坦と色んな所で様子見ながら、毎回バリエーションに富んだ走りをしていた(ように見えた)。
とはいえ、三段坂のペースは個人的には辛く何度も危ない目にあった。高岡さんが先頭の際の下りは「安定して速い」という印象で、下りで中切れができていた。とにかくラインが美しく速い。
レースは以前高岡さんが勝ったときと同じく、動けば皆が動くという感じ。外から見ててもあれはキツイな、と思いつつも最後に木っ端微塵になるんやろなとも想像していた。残り2周を残した運命の8周目。下りから登り返しに入るときに、先頭がフロントから滑って単独落車。
目の前でエースと、池ちゃんが吹っ飛び、次々と巻き込まれていく、あーぶつかるー、と思ったときに30cmほど隙間があったのでそこにフロントタイヤを差し込む。シクロクロスでタイヤ1本分の砂のワダチに何度も差し込む練習がここに来て役に立つとは。。。「動くシケインだと思え」そう教わった。
ここで諦めたら試合終了なので「単独でも最後まで行くか」と腹をくくったら横から高岡さんが(滝汗)前の2人をローテして追いかける。この時点で残ったのは4名。
- 高岡選手(Roppongi Express)
- 皿谷選手(エキップ ティラン)
- 瀬戸口選手(Avenir Yamanashi Yamanakako)
- ITの人(ブロガー)
高岡選手、皿谷選手は説明不要で、瀬戸口選手はフランスで活動中でJOC ジュニアオリンピックカップのMTB U18チャンプだったりとえらいメンバーに残ったなと。
(´-`).。oO(何、この場違い感・・・)
正直、徐々に疲労が溜まってきておりローテも申し訳ない程度にしか回せない。高岡さんは下りが速くて千切れそう。ただ、ラスト2周、残ったこの4名がどれだけ脚が残っているかわからず最終の三段坂までは強調だろうなと。8周目の三段坂の最後の上り手前の池の区間で松木さんがジョイン。
正直まじか・・・、と思ったが高岡さんが三段坂でペースを上げた(ような気がした。ついていくだけで、きつくてよく覚えていない。。。)このメンバーでちぎれたら終わりやと思いながら最終周回へ。
最終周回に残ったのは5名。
- 高岡選手(Roppongi Express)
- 松木選手(VC VELOCE)
- 皿谷選手(エキップ ティラン)
- 瀬戸口選手(Avenir Yamanashi Yamanakako)
- ITの人(ブロガー)
(´-`).。oO(わい、ただの空気やん・・・)
最終周回は淡々とローテが行われ区間区間で散発的に様子見が行われるものの、皆スプリントに持ち込まれるとわかっているかのようにレースが流れていたと思う。間違いなく勝負は三段坂のラストやろなと。ここでちぎれたら終わりなので、登りである程度温存しながら先行する。
ピーク手前で高岡さん、松木さんに吸収されて、、、と思ったら予想以上に離れてしまい皿谷選手に助けてもらいなんとか追いつく。ラストの駐車場の平坦のところで松木さんに「前に行きます」と告げてホームストレート直線前まで。たぶん、牽制が入ってもオモロないので前に出たくないようなペースで最後立ち上がりまで引く。
おそらく自分の後ろは、皿谷選手、高岡選手、松木選手、瀬戸口選手で立ち上がり、ホームストレートへ。もはやすっからかんで力は残っておらず、広島のホームストレートが無限に長い。めっちゃ遠い。不思議なもので本当に無音だった。
松木さんが先頭で両手を上げているのがみえる。なんとも良い景色だ。
この5人のメンバーに残れたのは運がいいとしか言いようがない。たまたま、レースのアヤで5位だった。実力ではないな、というのが客観的に見た感想だった。監督やマネージャのななちゃんが喜んでくれたのも嬉しい。
優勝とは程遠い5位だが、やはりアマチュアトップは2〜3枚もウワテだなと。ここまで残らねば、見えないものや経験できないものもあった。そう考えれば収穫は大きい。ただ、あそこから自分が勝つというイメージは沸かない。
表彰台で娘が上がりたそうだったので一緒に上がった。
松木さんが娘さんを表彰台に上げているのを見て、ええなぁと思っていたが自分がこうやって娘を上げられるとはなんとも感慨深いものがある。あと何回できるかはわからないが、仕事と趣味のバランスを取りながら競技を続けられたらと思う。
実力とは一致しない結果だったとは自覚しているけど、続けていればたまには良いことがあるのだな。と思ったレースだった。いつも朝、晩ローラーしても小言一つ言わない妻に感謝。レースも一緒に行きたいといってくれるし、TSSと時間を言えば強度を理解できる特殊な元選手の妻ですが、恵まれた環境に感謝しながら次回も成績を出すために進んでいこうと思う。
MAURTEN ()
¥10,800 (¥1,080 / 袋)