重量57g AIRBONE インプレッション かんたん・便利・失敗しないポンプ3セット

5.0
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airboneのポンプを使い始めて今年で10年が過ぎた。2010年に初めて購入してから、2個紛失し、合計3本買った経緯がある。他の携帯ポンプにも浮気はしたが、それでもairboneのポンプに戻ってきた。3本目は2021年に購入した。機材に飽きやすい私が10年以上も同一の製品を使い続けるなんて、自分でも信じられない。

しかし、この小さなポンプにはそれゆえ使い続けるだけの理由と魅力が詰まっている。

要点は3つある。

  1. 軽い。
  2. 小さい。
  3. Co2ボンベがメイン。

このポンプを使い続ける理由はこの3つだ。1つ目の重量に関しては、普段の練習で重い荷物を運んでライドしたくないという気持ちがある。バイクの重量を1gでも減らそうとやっきになっているのに、ポンプが100gもあるものを持ち運ぶことは、とても合理的だとは思えない。

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実測重量はわずか57gしかない。

使うか、使わないかわからないほとんど賭け事のようなパンクという事態に対処できさえすればいい。ポンプの性能はある程度備えてあればよく、それ以外は重量が軽いほうがいい。

2つ目は大きさについてだ。

大きさは指5本分だ。こちらは6年ほど使った2代目のAirboneのシルバーなのだが、紛失したと思ったら先日、車の中から出てきた。非常に小さいため、ツールボックスにも十分に収まる。私はボトルケージの横にポンプを着けることを好まないため普段からツールボックスにAirboneを収納している。

定番のVittoriaツールボックスにもギリギリ収納できるサイズだ。実寸は長さが99mm、本体の円柱が21mm、バルブ差込口の横幅が36mmだ。

リリース当時から大幅なモデルチェンジは行われていない。ただ、買い直した新品と6年使った物を使い比べてみると、ポンプの出し入れのスムーズさに大きな違いがある。使い込むうちにわずかながら抵抗が増す。ただ、経年変化を考えれば納得のできる範囲だ。

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お求めやすい値段を考えても、細部の作り込みが評価できる。差し込み口が破損するようなことも10年間で1度もなく信頼がおける。

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差込口は米式と仏式を付属のアダプターを用いて変更できる。ただ、多くのサイクリストが仏式しか使わないだろうから私は別の方法を用いている。

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お助け延長チューブ

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「お助け延長チューブ」

まるでドラえもんのひみつ道具のようなネーミングなのだが、パンクに遭遇した際にはお助け感が感じられるアイテムだ。

というのも、airboneのような携帯用ポンプの口金を直接バルブに差し込んで空気を充填する際、ポンピングがやりづらい。以前、あまりにも精一杯ポンピングしすぎてバルブを壊したことがある。それ以来、お助け延長チューブとAirboneの組み合わせが欠かせなくなった。

このお助け延長チューブを用いることで、ポンプを押し込みやすい角度を作ることができる。長さは3種類あるが、安かったので3種類の長さを購入した。結論としては、一番長い250mmを買っておけば間違いない。

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Co2ボンベとの併用

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「併用」というのは、airboneとCo2ボンベをそれぞれ使うという意味なのだが、先程の「お助け延長チューブ」はTNIのCo2ボンベにも使える。パンクをした際に、復旧時間を考えて「1.Co2ボンベ」「2.Airbone」という優先順位で空気を充填している。

1日に2度パンクすることはまれだが、万が一に備えてAirboneを常備している、という使い方をしている。

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非常に年季が入っているが、Co2ボンベで空気を入れる際にバルブをゆるめながら使えるため、一気に空気が入って失敗するようなこともない。ただ、このTNIのレギュレーター(ボンベヘッド)は10年以上使っているため、今は改良版が登場している。

レギュレーター(ボンベヘッド)+スペアボンベ16g×4個付きで1700円程度と非常に安い。ボンベヘッドは10年前でも1000円ぐらいした記憶があるので、それを考えても非常にお求めやすい価格といえる。

なにより、Airboneとボンベヘッドの併用をしながら、「お助け延長チューブ」がどちらのツールにも適応するという便利さは他の製品にはない魅力だ。

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まとめ:かんたん・便利・失敗しないポンプ3セット

今まで様々なポンプを試してきたが、結局はCo2ボンベが最も手軽で、最も早く空気を充填できる。メインはCo2ボンベを利用して、第二の手段としてAirboneを使用するという方法をここ何年も行っている。

当初は、ボンベヘッドとAirboneの2つのセットで運用してきたがバルブヘッドを折るトラブルに遭遇した際に「お助け延長チューブ」の存在を知りこの3つのセットが定番化した。パンク修理の頻度は非常に少ないが、必ずいつか間違いないなくこれから何度も遭遇する。

遭遇する頻度や、確率が低いからこそ持ち運ぶためにできるだけ軽く、できるだけ小さいものがいい。それでいて、ある程度の空気を充填するための性能が備わっており、かつ「失敗しにくい」というポイントもとても重要だ。

これらの観点からみれば、この3つのセットは全てを満たしている。今後何年もサイクリストを続けるつもりだが、定番のポンプ3点セットとしてツールボックスのなかでいつか訪れる出番を待ち続けてくれるのだろう。

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