TREK Checkpoint SLR発表! グラベルレーシングバイクという新領域へ

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新型TREK CheckPointをざっくりいうと↓

  • ドロッパーを採用(SLのみ)
  • プログレッシブジオメトリー
  • フレームバッグをダイレクトマウント
  • パンク修理キットを収納できるダウンチューブ内臓ストレージ
  • 1.5Lのハイドレーションパック
  • 最大積載量9L

「グラベルレーシングバイク」

グラベルロードの人気が高まってきているが、その理由の一つに自然を感じながら悪路を走破するという魅力がある。一方でグラベルを走破するイベントも近年人気が高まっており、日本でも人気の高いグラインデューロや海外のガーミンアンバウンドといったイベントは年々規模を拡大してきた。

その世界的な潮流に合わせるべく、グラベルを早く快適に走るためのグラベルレーシングバイクがTREKから登場した。それが、TREK Checkpoint SLRだ。

グラベルを「速く」「快適」に走るという、新たな領域を開拓するために登場したTREK Checkpoint SLRは一体どのようなバイクなのか。新しい機能と先見性に富んだレーシングバイクを探る。

グラベルを速く走る専用設計

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近年のTREKは、オフロード系のバイク開発に対して非常に積極的な姿勢を見せてる。日本とは異なり、海外では飽和しつつロードバイク市場よりも新たな領域であるオフロードカテゴリへの投資がメーカーやユーザー共に盛んだ。

そのためTREKは、オフロードカテゴリを3つに細分化し、求められる要件に対して先鋭化したバイクをそれぞれ用意している。

  1. Checkpoint:直線が多い林道、グラベルを長距離走るライダー。
  2. Boone:短い距離(60分間)、速さと操作性と快適さ重視のCXレーサー
  3. Domane:オンロードや舗装条件が悪いセクションを長時間走りつつも、疲労を最後まで蓄積させない快適性を求めるローディーやブルべライダー。

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対応タイヤ幅は以下の通り。

  1. Checkpoint:45C
  2. Boone:33C
  3. Domane:38C

TREKは、オフロードの各カテゴリで必要とされているバイクがなんであるかを実に正確に把握している。1つのバイクでCXバイクとグラベルも走れる、ということをアピールするブランドも存在する。しかし、TREKから言わせてみれば「1つのバイクですべてを達成しようとすることなどメーカーとしてのプライドを捨てている」とでも言いたいのだろう(筆者の推測です)

新たに登場したCheckpointは、その中でも「長距離のグラベルを速く走る」という明確なコンセプトを元に開発が行われた。

プログレッシブジオメトリー

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Checkpointすべてのモデルでプログレッシブジオメトリーが採用されている。グラベルを走るための新しいジオメトリ設計で、グラベルの下りや未舗装路の直線を高速域で走るよう設計が施された。さらにフロントセンターとフレームリーチは約2cm伸び安定性を獲得している。

また、悪路を高速域で走破するためには常に微妙なハンドリング操作が必要になる。不意に登場する障害物や、急なコーナーに対して素早く対応するための設計もプログレッシブジオメトリーでは考慮されている。そのため、高速域での「安定性」も高められた。

具体的には前モデル(52サイズ)比較で以下の設計変更が施されている。

  • チェーンステイ長 +1cm
  • フレームリーチ +2cm
  • ホイールベース +2.8cm

上記の拡大された設計を補うために新型Checkpointはステム長が短く設定されている。

BooneやDomaneの同一サイズと比較してもトップチューブが長く、チェーンステー長が435mm、ホイールベースも103.3mmで長く、リーチも399mmで長い。

専用バッグと内蔵ストレージ

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長距離のグラベルを速く走る、ということはコンビニがないということだ。冗談を言っているわけではなく、グラベルを走る際はとても重要なことだ。補給を買うためにコンビニにピットインすることはおろか、パンク修理は1セットだけでは足りない場合も出てくる。

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そのため、フレームバックは必須であり補給やパンク修理キットを積載し不測の事態に対して備えておく必要がある。新型Checkpointはこれらの点を十分に配慮した設計が追加された。フレームバッグ類がモデルチェンジし、大型サドルバッグとハンドルバーバッグが加わった。

新型Checkpointにダイレクトマウントできるフレームバッグもリリースされる。いわゆる後付け社外品ではなく、新型Checkpointにスマートに直接設置できる専用バッグだ。

TREKがこだわったのは、フレームサイズ別にバックを用意したことだ。大きなサイズには大きめを、小さなサイズには小さめのバックがラインナップされる。

そしてハンドルバーバッグ、サドルバッグ、1.5Lのハイドレーションパックなどを含めた最大積載量はなんと9Lだ。かつてないほど広い多様性を備えている。

Adventure Bag

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CheckPointには純正のAdventure Bagがサイズ毎に用意されている。純正品であるため、バッグ類がスマートにインテグレーションされる。それぞれのバックは純正品であるためバイクに合わせて設計されている。驚くべきことに、「フレームサイズ別専用設計」ということだ。

小さなサイズには小さなバックを、大きなサイズには大きなバッグを。グラベルを楽しむ女性にも嬉しい配慮だ。それぞれ独立したバッグであるため、距離や用途に応じて付け替え等を考えるのも楽しい。

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Bontrager Adventure Handlebar Bag | Trek Bikes (JP)
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Bontrager Adventure Boss Frame Bag | Trek Bikes (JP)
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Bontrager Adventure Saddle Bag | Trek Bikes (JP)
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ドロッパー仕様

グラベルロードバイクにドロッパーを対応させる、という思い切ったことをTREKはやってのけた。

新型Checkpointは他社に先駆けてドロッパーに対応している。ローディーにはなじみがないかもしれないが、ドロッパーはシートポストが上下に伸縮する機能をそなえた機材だ。MTBでは主にテクニカルな下り区間やドロップオフへの適応などでドロッパーが多用されている。

グラベルロードでは急な下りが現れる場合も十分考えられる。また、荒れた道だけではなく舗装路を通じてアプローチする場合など、ドロッパーポストがあれば様々な状況下に対して柔軟にポジションを変えることができる。

グラベルロードは様々な条件を走破する必要があるため、様々なサドル高を自由に選択できることは重宝するはずだ。TREKがドロッパーポストを採用したことにより、これから他社のグラベルロードも追従することは間違いないだろう。

まとめ:速さだけではなく、快適性や拡張性も備えた最先端のグラベルロード

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今回の新型Checkpointをくまなく確認していくと、TREKはグラベルカテゴリでこれから何が求められようとしているのかを本当によく研究しトレンドを捉えて開発を行っているようだ。求められている方向性の違いを理解し、オフロードを走るバイクを明確に3つのカテゴリに分けてバイクをラインナップしていることからもそれらは明白だ。

それぞれのバイクの特徴は、60分間で短距離を疾走するシクロクロスバイクBoone、オンロードと悪路を長時間走る快適性を追求したDomane、そして長距離のグラベルロードを速く走ることを追求した新型Checkpointだ。

TREKが提案する新型Checkpointの魅力は「速さ」だけではないのだろう。特殊なグラベルロードを走破するために必要なバッグを純正品かつ、サイズ毎に用意するというこだわりようだ。そして、より装備面をシンプルにし機能美にすぐれた仕様にアップデートした。Check Pointはグラベルを走破する上で求められるあらゆる要素を詰め込んだ新領域のバイクと言えるだろう。

TREK BOONE エモンダとドマーネが融合したシクロクロスバイク より軽く、よりエアロに
TREKはBOONEのリリース発表の際、グラベルバイクはCheck Pointを、石畳や悪舗装路をロードバイクの延長ならDomaneを、そしてシクロクロスのレースならばBooneをと明確にカテゴライズした。決して、シクロクロスバイクをグラベルバイクと一緒にしなかった。BOONEのバイクデザインは明らかにシクロクロス専用設計だ。
Checkpoint SLR 7 | Trek Bikes (JP)
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