- GP5000TL比で20%転がり抵抗が小さい。
- GP5000TL比でサイドウォール28%強化。
- GP5000TL比で-50g軽量化し重量250g
- フックレスリム対応。
- 世界選手権TTとパリルーベで投入されそれぞれ優勝・・・。
ContinentalからついにGP5000STR(チューブレス対応)が発表された。
GP5000STRは、2021年シーズン中に複数のプロ選手によってフィールドテストされていた。多数の目撃情報にもあるとおり、アメ色のサイドウォールを塗りつぶしたタイヤで全容は明らかになっていなかった。先日のタイムトライアル世界選手権で優勝したフィリッポガンナのタイヤもGP5000STRが使用された。
そして、先日のパリルーベでグルパマFDJの数人のライダーがGP5000STRを使用した。先日のパリルーベ優勝者であるコルブレッリが使ったのも、この新しいチューブレスタイヤのGP5000STRだった。
GP5000STRの重量はわずか250gだ。GP5000TLの重量は300gほどであったため、大幅な重量減となっている。タイヤ自体が軽量でありながら、取り付けが簡単で、フックのないリム(フックレス)との互換性がある。そして、GP5000TLよりも転がり抵抗が小さい。
Pour affronter ce Paris-Roubaix, l'équipe est chaussée de la dernière génération de pneus Continental tubeless #gp5000str permettant d'optimiser le rendement, le poids et la résistance aux crevaisons. @Continental pic.twitter.com/usGxb0OFUl
— Équipe Cycliste Groupama-FDJ (@GroupamaFDJ) October 3, 2021
転がり抵抗の性能面、GP5000シリーズの弱点であったサイドウォールの強化、そして25Cで250g(GP5000+ラテックスで200g+50~70g)という重量を考えると、GP5000TLやその他のTLタイヤの欠点が過去のものになる可能性は高い。Continentalは、単にGP5000 TLをアップデートするだけではなく、チューブレス対応ロードタイヤへのアプローチを完全に刷新したことになる。
GP5000STRのサイドウォールは2色から選択することが可能だ。ブラックとアメ色から選べる。コンチネンタルの特許取得済みのBlackChiliコンパウンドは踏襲された。ベクトランブレーカー保護は、パンクや引き裂き抵抗に対する保護を行う役目を担っている。
GP5000STRの大きなアップデートといえば、フックのないリム(フックレスリム)との互換性だ。ただし、空気圧には制限があり700×25をフックレスリムで使用する場合は5バールに制限される。フック式のリムの場合は7.5バールに制限される。
Continental GP5000 S TR 最大空気圧 | ||||
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タイヤサイズ | 700x25c | 700x28c | 700×30/32c | 650×30/32b |
最大空気圧(フックあり) | 7.5 BAR | 6.5 BAR | 5.0 BAR | 5.0 BAR |
最大空気圧(フックなし) | 5.0 BAR | 5.0 BAR | 5.0 BAR | 5.0 BAR |
最大リム幅 | 21c | 25c | 25c | 25c |
ブラックサイドウォールは4つのサイズ展開が行われる。
- 700×25(250g)
- 700×28(280g)
- 700×30(300g)
- 700×32(320g)
アメ色は、6つのサイズ展開が行われる。
- 700×25(250g)
- 700×28(280g)
- 700×30(300g)
- 700×32(320g)
- 650×30(280g)
- 650×32(300g)
公定価格は79.90ユーロ(日本円で10,716円前後)に設定されている。日本の発表は未定。海外では本日から販売が開始される予定だ。
¥10,000