大体一ヶ月5-6冊のペースで本を買って良い本に当たるのは20%程。どれも切り口を変えて同じことを書いている。フィクション、小説などは読まないが、技術書や言論思想などは読む。ある本を読んでキャッチーな内容で序盤は良かったが、後半はグダグダだった。
どうでもいいことにつっかかったり、妨害したり、邪魔をしたり、自分の時間を無駄に侵食していく輩は多い。それらの人も自分の時間を使って、どうにか相手の困ることや、よろしくないと思う事に時間を費やす。それらに構っている時間があるなら、他の有益なことをせよ、という内容。
思い当たる節はされたり、やったりしたことがあるのでよく分かる。客観的に見れば「人間ちっさ!」というところに行き着く。もっと有益なことに時間を使おう。帰宅後、試験勉強。ネットもテレビも飯も食べる前にやる。なんでも早めにやる。20問解いて瞑想。定着させるべく頭の中でもう一回解く。
その後ローラー。寝る。
寝る前にふと思う。昔の人は、インターネットも携帯電話もソーシャルでの繋がりもなく自分に使える時間が多かったのではないか。そう考えると便利さに人生の貴重な時間を奪われる現代人は不幸にすら映る。ただ、その中でもそれらに気づき無駄を省き優先度が高いやるべきことをやる人も大勢いる。
逆に考えれば便利さとは「誘惑に弱い人間」をあぶり出すために好都合なのかもしれない。皆が飛びつき使い続ける。便利さの引き換えに差し出す時間という代償は目に見えていない。
人間はシングルタスクでマルチタスクはできない。一つ一つ目の前のことを確実にこなし、処理していく。インターネットやテレビ、厄介な輩たちに時間を使わないようにする。自分のやるべきことをやり、結果を出す。今年のテーマは自分への投資だ。
朝日新聞出版 (2014-07-08)
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