トレーニングアシスト機能がやばい。

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パイオニアペダリングモニターは一つの完成系と言って良い。ただ忘れがちなのが、それらを取り巻くソフト面での充実度だ。パイオニアペダリングモニターが他のパワーメーターとの差別化を明確化していることにより、それらの牙城は崩せそうにない。これらは別途、ご紹介する機会を作る予定だ。

シクロスフィアのトレーニングアシスト機能が秀逸すぎて吹いた。これって地味にすごい機能なんだが、まずは使ってみることにする。

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トレーニングアシスト B6

峠で5分5本をやるメニュー。勝手に始まり、勝手に終わる。勝手にレストが始まり、勝手にまた始まる。あとはやるだけだ。しかし、本当に感嘆するのはこのデーターの定義。MMPやインターバルインテンシィを基準にしたトレーニングの「生かさず殺さず」なことよ。

MMPは過去三ヶ月間を表示している。これは「自分史上最高のベストパフォーマンス」を基準にしていないからよろしい。三ヶ月の推移を見つつ、手に届くパワーを基準にする。オフの冬場に夏場の生きの良いパワーを参考にしても心が折れるだけだ。

インターバルインテンシィは「どれだけ頑張ったか」を数値化する。残酷な値である。調子うんぬんもあるが、明確にどれだけ追い込めたかがわかる。90%以上を目指してトレーニングするが、なかなか辛い。こうやって定義を明確化すると、効率の良いメニューができる。

最近のやっとパワーメーターを使ったトレーニングをしっかりやっている。パワーは見て楽しむものではない。ワットという指標を使って残酷なトレーニングを「楽しむ」ためにある。もしたら自分の中にある「がんばった」はいくらかバイアスがかかっているかもしれない。

それならば、いっそのこと無機質な数字で管理したほうが潔い。元々パワーメーターを「見て楽しんでいた」私は「データーを処理し管理する」面白さに気づき始めている。それらを気づかせてくれた、ペダリングモニター、いやシクロスフィアはもっと多くのサイクリストがその価値に気づくべきだ。

「身体の出せるパワーを数値化する」その先にデーターをどう扱い、どう生かすか。その真髄こそ、本当にパワートレーニングをおこなえているかをわける一つの線引きになる。

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