アップデートし続ける人たち

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10年一昔前。いろんな人と出会って、いろんな人が去っていった。疎遠になる人もいれば、転勤する人も。私も転勤したり、戻ってきたり。「昔は良かった」とか「あの頃は」とか「俺が選手の時は」という言葉は最も自分から遠ざけたいキーワード。この言葉を発した時点で、過去の人になる。

シーズンが始まろうとしてるけど、「あの頃」から周りで残ってアップデートして新しいことに挑戦して活動してる人は本当に少ない。プロツアーに挑戦するマツケンさんと、C1で新たなステージに挑戦し生地獄を味わうKTR氏。高みを目指し、毎年新しいことに挑戦するという事はとても痛みを伴う。

そう考えると、私の場合は現状維持、すなわち後退している事になる。現状維持は後退していることと同じだ。金だけ払って、適当に完走して、レース出れば実業団のE1だってシクロクロスのC1だって簡単に残留できる。立派なエリート1やカテゴリー1ライダーの出来上がりだ。

ただ、それは自分の人生に何が刻まれて、何が残って、何が得たかったんだろう。残るのはよくわからない見栄や、価値のないステイタスと自己満足。アップデートされないシステムなど過去に追いやられて忘れ去られる。新しいことといえばXCレースに今年はエントリーしてる。そして、自発的な練習会の企画。

ここ数年、冬の間は監督、妻、KTR氏、昨年の今頃は雑賀さんや村井さんと走っていた。それでも毎週走るわけじゃなくて、一人で走るか、当時実業団登録をしていた妻と走るのみ。要するに練習難民だ。実はいけちゃんと走るようになったのは昨年の6月くらいから。それでも彼は頑張るから目をかけたくなる。

最近で言えば、西村くんがアツい。はじめは、よくわかんなかったけど、一生懸命走るし、冬の間も一緒に練習して、熱心だから、登録してレース出て強くなってほしい。はじめは速くなくてもいいんだ。みんなそこから始める。北摂練はそ受け皿にしたい。マツケンさんや、元キャプテンの景山さんが私にそうしてくれたように、時代が回ってきたのかも。

北摂練の構想は、シクロクロス全戦を共にしたKTR氏と。そしてベースは東京時代にお世話になった「おはさい」という練習会。不思議なことに今は松木さんがそこで走ってる。正直なところ、今松木さんが大阪戻ってきてもまともな練習会は正直無い。開催しても、人が集まらない。東京のほうが走る場所はないけど、あちらのほうがメンバーには正直恵まれている(状況だった)。

KTR氏やマツケンさんにいろいろと相談してとりあえずまずやってみようと第一回。参加者は、ヨシくん、糸井さん、もうお一方のわずか三人。そこにKTR氏と私。春前になったら5人ぐらいには増えているかもね、とKTR氏と翌日のCXレースに行く車中で話したのが数カ月前。

んで、昨日、一昨日は15人を超えた。

しかし、人数が増えると当然問題も出てくる。始めた時から何度も言って、書いているけど、ブレないのは、私が所属しているチーム練ではないこと。そしてチームの垣根なく走る練習会。あと、企画は私がしていますが、誰がしても良いです。人が集まれる場として使ってもらえれば。ただし言わずもがなですが、自己責任で、トラブルなどは自分で対処できることが条件。時間がたってくるとこの手の話は薄れてしまうので、書いておくか、伝えていくほうが良いかと。

そのあたりの話は、今まとめていて徐々に整備していく予定。

周回練ばかりなので、ロング走るグループがいてもいいし、疲れたらカフェに。もう少ししたら、ヨシ君とのXC練習も企画したい。当面は楽しさよりも、レースシーズンにフォーカスした周回練を。家族や娘との時間も大切にしたいから、限られた時間の中で最大限の負荷をかけられるような練習会にしたい。

夜明けが早くなったから当面は6:30定時スタートします。シーズンイン前最後の土日。今やらなくていつやるの。現状維持もいいけど、本当にそれでいいのか?と、自分に問いかける。練習もレースもキツイけど、人生も、選手生活も短い。

北摂練

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