ピンクはパワー、灰色は筋肉中の酸素濃度SmO2。
ガーミンコネクトとトレーニングピークスにSmO2を表示させた。低酸素と筋中酸素濃度を計測しながら30×30インターバルを実施した結果。途中いろいろセッテイングを変えながら実施したためデーターは綺麗ではない。低酸素を使うと何もしなくても筋肉中の酸素が減っていくことがすぐにわかる。低酸素を外すとみるみる戻っていく。
通常の酸素濃度だと、30秒のインターバルのレストは12秒で回復傾向に向かう。しかし、低酸素の場合は回復傾向に向かわず、負荷がかかり続けたような状態になる。圧倒的に低酸素状態の方がインターバル中の体の負担と負担が高い。海外の低酸素のメタアナリシスにもあるとおり、低酸素は睡眠時に使用し、通常の酸素濃度でもがく方法と、低酸素と高強度を組み合わせたどちらかのメニューしか効果が認められていない。
低酸素のジムでたかが一時間程度流しただけなら効果はほとんどない。日本の低酸素スタジオは「低酸素、低強度、短時間」が「常圧酸素、低強度、短時間」よりも身体のパフォーマンスが向上したことを示すエビデンスを出したほうが良いのではないか。あと、酸素濃度に対する筋肉中の酸素濃度の傾向はひとりひとり異なる。
自宅に設備を備え、筋肉中の酸素濃度SmO2やSpO2を計測しながらリアルタイムで観察すると見えてくるものがある。SmO2がわかると追い込みやすくなる。これから継続して観察してトレーニングに活かそうと思う。