広島県中央森林公園で行われた第26回西日本チャレンジサイクルロードレース。毎年出ていたが、昨年はコロナで出場しなかった。それより前は、2019年にA-Eで出場してMATRIXや愛三、シマノレーシングのプロ選手と走ってなんとか完走といった具合だった。
あれから何年か経過したが、色々考えてA-Mでエントリー。身の程をわきまえていることと、これからも競技を継続していく事を冬の間ずっと考えていた。自転車で飯を食べているトップカテゴリの方たちと走ってどこまでやれるか挑戦!・・・、みたいな方向性からは少し違った楽しみの部分を重要視するという感じに。
仕事と、子育てと、自転車、練習とやっていて面白くなければ続けられないよなぁ、というのが現状の気持ち。昔ほど走れているわけでもなく、走力も落ちている。あと回復も遅い。
というわけで、広島A-Mは5周と短い。100分ほどのレースだけど、あとでデーター解析したら、L5(VO2max 106~120%)に突入している時間が10分と、L6(無酸素運動容量121~150%)に突入している時間が20分と結構きつかった。
レーススタート前に監督から、「優勝以外は無い、わかっているよな」と厳しいひとことを。実際自分がどれくらい仕上がっているか全くわからなかったし、先週の最後のチーム練習では、松木さん、池ちゃん、りく、バッシーのほうが強いということはわかっていた。
残念ながら、チームでは今5番目ぐらいの仕上がり具合というのが客観的に見た印象だった。というわけで、ロードシーズンの開幕を告げる、伝統ある西チャレに出場してきました。
練習&機材メモ
レース前のメモを。記録していないと忘れるので。
- 月曜日:レスト
- 火曜日:SST, 30×15
- 水曜日:SST, 30×15
- 木曜日:SST
- 金曜日:外流し 70TSS
- 土曜日:外流し 50TSS
特に決めていないんだけど、体と相談で。
5周しかしないのでカーボローディングとかせず、普通の食事を。土曜日に家を出る前に家族と一緒にパスタを食べたぐらい。シクロクロスのレースでも書いていたけど機材メモ。ロードだとなんでかわからないけど、今まで書いていなかった。
- バイク:CANYON AEROAD CFR
- ハンドル幅:390mm
- ギア構成:53-39, 11-30
- タイヤ:GP5000クリンチャー 25C
- チューブ:SOYO LATEX
- 空気圧:F5.1bar, R5.4bar
見ての通り、空気圧低い。路面状況がよい広島でもこれぐらいがベストなのだろう。というのも、以前から下限を探っていたのだけどいまいちよくわからなかった。シクロクロスだと0.01BAR単位で調整するがロードとなるとめっちゃざっくり。
インピーダンスロスの話の通り、空気圧を入れすぎると抵抗値が増す。というわけだけど、では1.0BARがロードで良いわけがないし、では3.0?、4.0?というチューニングをしていく必要がある。
結局は上記の空気圧に落ち着いたんだけど、自分で調整したわけじゃなくて、これは與那嶺選手のコーチ、武井さんから情報を頂いたもの。海外プロチーム向けに非公開のヒステリシスロスのデーターから、最適な空気圧を体重、リムワイド(19, 20, 21, 23mm)、タイヤ幅(25, 28mm)、の3要素から最適解が導き出されている。
残念ながら、まだどのメディアにも載っていない生データーなのでわたしのブログでも掲載できない。なので、体重60kgだったら↑ぐらいがインピーダンスロス的に最適な空気圧というのが結論。実際走っていても、良い感じだった。
「空気圧が高い=転がり抵抗が小さい」は過去の話だ。タイヤはインピーダンスロス、ヒステリシスロス両方のバランスが大事。
あとはギア比が12速になり、53-39の11-30にした。12速でも53-39が出ればいいんだけど今の所予定はなさそう。なので、FC-R9100の53-39で。正直アマチュアの私であればこれ以上のギア比はいらないかな。
レース前におなか空いたので、リカバリーがてらACTIVIKEリカバリープロテイン飲む。
レース中のボトルの中身はグランフォンドウォーター。カフェインは自分で調整したいので、スピードウォーターのカフェイン無しがほしいところ。
あとは、ミトロングを6粒多めに飲んで神頼みして寝る。
では、誰得なレースレポート。
西日本チャレンジサイクルロードレース A-M 2位
スタートは、関西シクロクロスでおなじみのがらぱさんが。一瞬、シクロクロス会場かと思うような脳内に。いやいや、ロードレースで殺伐として戦いが始まる。次の日が仕事のA-Mは、ローリングで下りをご安全に下る。
みんな大人なので安全。
スタート直後に2名ぐらい逃げていたけど、事前のスタートリスト見ると岩切さんや松浦さん、昨年もリザルトが良かった調子良さそうなまさやんが行くならいくかー、ぐらいに考えていた。
初戦のレースで保守的に走って、最後みんなでゴール、みたいな感じで走っても実りがないので、散発的にちょこちょこ抜け出して誰か着いてこないかなと探るも3周目ぐらいまで大きな集団。このままだとスプリントで間違いなく負けるので4周目ぐらいにチームのホンショーさんに言って抜け出す。
ホンショーさんが結構前を引いてくれたので、脚は結構残っていた。助かりました。
まさやんに声をかけて、2段目ぐらいからピークまで。2段目が終わると休みたくなるが、そこは我慢。下りで何人かに捕まって振り出しに戻る。やっぱりもう少し別の場所から行かないと広島だめだな。
5周目に岩切さんが逃げているが、一緒に行けばよかったとすこし反省。5周目の2段目で抜け出すと、みんなが放置してくれたのでそのまま3段坂一番上まで。またもや下りで吸収されるが、結構バラバラになっているのでそのまま進む。
ホームストレートは長いので松浦さんの後ろについて、そのままゴールへ向かう。結構な集団だったけど、珍しくスプリント(のようなもの)で2位。
レース的には回りがよく見えていて、まさか2位だとは思っていなかったので単純に嬉しかった。にしても、仕上がりがよくわからないけど次回の播磨でみんなと走れば今の走力がどれくらいかわかるだろう。
監督、マネージャのななちゃんも喜んでくれたので幸先の良いスタートになった。1つわかったのは、自分から動いても集団を崩壊させるような力はやはりない。ただ、だれか着いてきてくれて、それで集団が絞れて、集団を形成できるとなおいいんだろうなと思った。
まずは、走力をもう少し高める必要がある。次回の播磨には、自分よりはるかに仕上がっている松木さん、池ちゃん、りく、バッシー、ホンショーさんがE1で出場する。昨年よりも強いメンバーで構成されているし、今年も年間チーム総合優勝を狙いたい。
とはいえ、自分自身のリザルトを求めて1勝したいところ。CANYON AEROAD CFRもかなり調子がいいし、「速いVENGE」といった感じ。このバイクは自分にあっている。納車して1週間も経たないうちにレースに投入しても違和感がない。
色々とまだチューニングする余地はあるけど、次回の播磨のJ-ELITE TOURの開幕戦に向けてまた仕上げていこうと思う。
ちょうど一年前に、同じ場所で松木さんや高岡さんと走ったときのデーターみたけどあと4周多くて、さらに平均NPが20Wぐらい高かった・・・。先が思いやられる。