新型のWahoo KICKRはWifi接続で65%以上の高速化(Bluetooth&ANT比)、低遅延とデーター転送速度が大幅に向上した。Wifi接続により自動ファームウェアアップデートにも対応。国内価格はKICKR V6が193,105円(税込)、KICKR BIKEは価格未定。
Wahooは、スマートトレーナーのフラッグシップモデル「Kickr」の第6世代と、スマートインドアバイク「Kickr Bike」の第2世代を発表した。外見はWahoo Kickr V5スマートトレーナーとWahoo Kickr Bikeを踏襲しているが、両モデルともにWiFi接続追加した他、静音性も向上した。
各モデルの国内価格は、新しいKickrスマートトレーナーが193,105円(税込)、新しいKickrバイクの価格は未定だ。
Wahooによると、2.4GHz WiFi接続機能が各モデルに追加された。BluetoothやANT+と比較して、データ転送速度と安定性が大幅に向上している。Wifi接続により、ほとんどの「通信落車」の問題を解決するという。画面上に表示される統計データを、以前よりも65パーセント以上速く転送することができるという。
この機能は、ZWIFTでレースを行うeスポーツの「シリアスインドアレーサー」の武器になる。Wahooによれば、新型KickrがWiFi接続を搭載する業界唯一のスマートトレーナーだという。しかし、他ブランドもいずれ追従してくる可能性がある。
そして、WiFiネットワークに接続しておけば、自動的にファームウェアを更新することも可能になった。WiFiに加えて、新しいKickr BikeにはDirect Connectポートが追加され、イーサネットケーブルを介してコンピュータやスマートデバイスに直接接続できるようになっている。
Wahoo Kickr V6とKickr Bike V2の日本における発売日は22年末だ。新型Kickrは、前世代モデル同様、11速、11-28tのシマノ、SRAM、カンパニョーロ対応カセットをあらかじめ装着して出荷される。
- Wahoo Kickr V6
- 価格:193,105円(税込)
- 最大パワー:2,200ワット
- 精度:+/- 1パーセント
- 最大シミュレーション勾配:+ 20パーセント
- フライホイール重量:7.3kg
- コネクティビティ:WiFi、Bluetooth、ANT+
- Wahoo Kickr Bike V2
- 価格:未定
- 最大出力:2,500ワット
- 精度:+/- 1パーセントの誤差
- 最大シミュレーション勾配:+ 20パーセント/ – 15パーセント
- フライホイール重量:5.9kg+強化モーター
- コネクティビティ:WiFi、Bluetooth、ANT+