負荷装置の違い考察 – PTを用いたFluid式とMagnet式固定ローラーの違い

スポンサーリンク

Eliteの現行Fluid
Minoura LR760

それぞれの負荷のかかり方や騒音、減衰、仕組みについて使ってみて考察する。
またパワータップでの値の出方も調べた。

まずは仕組みについてだがFluidは液体を撹拌する事による抵抗を用いて負荷を発生している。対してマグネット式は文字通りマグネットが抵抗体に関わる面積の大小で負荷を発生させている。

外からみると一目瞭然でマグネット式は回転するドラムが見えるが、Fluidは液体を撹拌するので中でどうなっているかはわからない。

まずは日本の住宅環境からみて騒音と振動を見てみる。確か今月号の何処かの雑誌にローラー比較やってたけど実際にデジベルでわかるのは伝搬するものとして空気を伝う場合の話であり、必ずしもその騒音の値がお隣さんの家に届いているわけではなくて、家を構成する木材であったり、骨組みであったりを伝搬するものとして考えた場合、振動も関係してくる。
さらには一言に騒音といえど、高音と低音では高音の方が空気中で減衰するし、電波も同じでfomaよりmovaが都市部のみならず山間部でも強い。という話は、今はいいか。

■一番気になる音について。
実のところ実際使ってみるとどちらも静かだった。しかし、条件が異なると差異がある。ミノウラマグネット式はは負荷を軽くした場合、重くした場合だと、軽い時の方が共振するような音を出している。何Hzかまでは伝えられないが、軽くした事によってドラムの回転数が上がり少しやや高音よりの音が発生した。ところが不可が高い方の場合はほとんどチェーンの音しか聞こえず非常に優秀であった。Fluidはというと非常に静かでどちらか甲乙つけ難い。言うなら、クールダウン中の低負荷で回しているとしたら、この辺はマイナスなのだろうが、あえていうと双方どちらでも静かで問題ないレベルにある。

■減衰性
減衰性は同じ負荷で回した場合に話を限定するとFluidの方が減衰するように感じる。Fluidは指数関数的に負荷が上がっていくのに対して、マグネット式は比例しながら上がって行く。
高速域でどちらが辛いかといえばFluid式の方が足にくる。実走でいうならFluidは向かい風や、後ろに引っ張られる感じで、マグネットは坂の登りを想像させる。

■可変負荷
可変不可はマグネットの方が緩やかにかかる。ギアを固定してじわじわかけるのに向いている。これは便利

■PTで測った時
ペダリングは一緒のつもりでも値としては顕著に出る。Fluidは値がなぜか暴れやすい。マグネットは安定している。
これはなぜなのかはわからないが、想像するにドラムの接合部がプラスチックか金属かで若干のひずみがあるのは確かでそのフレとか影響してるのかなと想像している。Fluidの方は若干左右に滑る時がたまにある。

もし買い替えならMinoura LR760のほうがいいかもしれない。

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロックが検出されました。

IT技術者ロードバイクをご覧いただきありがとうございます。
皆さまに広告を表示していただくことでブログを運営しています。

広告ブロックで当サイトを無効にして頂き、
以下のボタンから更新をお願い致します。