IT技術者ロードバイクの質問箱です。ご質問をいただいた中からピックアップして記事化します。https://t.co/83fP3DJXDr
— IT技術者ロードバイク (@FJT_TKS) 2018年3月19日
この質問箱があるのをすっかり忘れていました(-_-;)
とはいいつつも頂いた質問が釣りだろうとなんだろうと、基本的にマジレスしていくこの企画。前回から時間がかなり経過してしまいましたが一つ一つお返事していきたいと思います。
おまえいつブログ書いてんだよ。
時間の捻出方法と時間の質に関する話です。情報収集はbotつかってます。あとはRSSの二つです。ブログやサイトに直接アクセスすることはほとんどありません。情報収集として効率がひどく悪いので。。。1日長くても20-30分です。あとは5分や10分の時間を見つけて、毎日続けています。
いつも思うのですが「何をするか」よりも「何をしないか」を考えてます。「時間が無い」のではなく「時間を捻出できていない」と捉えた方が時間を生み出しやすいようです。
あとはそれぞれやることに簡単な優先度があり、優先度が高いジョブが完了するまでは他の事は一切手を付けません。優先度が最も低いのはスマホとテレビです。「スマホ中毒」「テレビ中毒」で時間を無駄に消費していると「時間がない」と思うのかもしれません。
もしもスマホもテレビも見ないとして、毎日帰宅が24時、朝6時出社で睡眠時間は5時間だとしたら、通勤時間でスマホを使ってBLOGを書くかもしれません。練習量は減るでしょう。ただ、スマホで能動的な情報収集はしません。RSSをサッと見て、あとは自作のBotが情報を収集してくれます。
SNS系の通知バッジやアラーとは全部OFFにしています。ただこれではresponseが悪くなってしまうので、一日で決まった時刻に一気にチェックします。一日に何度もSNSをチェックする人が居ますがあれは時間の無駄です。SNSにそんな緊急を要する情報は来ないですし、何かあれば電話がかかってくるので基本SNSはチェックは無駄に時間を消費する行為だと思います。
12:00-12:05まで一気に巡回する。20:00-20:05で一気に巡回する。SNSはたぶん5分程費やせば十分な情報が得られると思います。あとは作業効率の良い時間帯を狙って、物事を進めるのは非常に生産性が高くなる事に最近気づきました。
私はポモドーロ・テクニックに習って、全て25分刻みで作業や仕事をしています。Windowsではsmart protimerというタイマーがあります。macにもtomato oneというタイマーがあるので同じように使用しています。あとローラーでSSTする時も以前は20minだったのですが25minでも同出力で実施できることがわかり今はご存知の通りSSTを25分でやっています
毎日の5分の積み重ねは小さいように見えますが長い目で見てみると、平日週中5日で25分、1年52周で1300分(21時間)になります。ただ平日毎日SSTはつらいので計算上は、ですが。生産性の話から脱線したので話を戻しますが、どの時間帯で「何をどれだけ生み出せたか」はジャンル問わず自分で把握しておいた方が良いかもしれません。
たとえば皆さんが気にされている、私がいつ文章を書いているかについてです。「4時から6時」と「18時から20時」で生み出せる(文章が降ってくる)量が大きく変わります。私だけかもしれませんが、集中力の質や文章の生産性、ひらめきはたいてい朝8時までです。最も生産性が悪いのは夜でした。
人間の脳がそうなっているからなのか、それとも起床後だからなのかはわかりませんが自分のパフォーマンスを「時間帯と生み出した文字」で統計を取り続けていると、思いもよらぬデーターが得られるかもしれません。多くの人に通用するかは定かではありませんが、企業は夜に残業代を払うよりも、朝早くから仕事をするように変えたら管理職が好きな言葉好きな「生産性」が上がるかもしれません。
自分がどの時間帯で最も高いパフォーマンスが発揮できるかという観点で、物事を考えてみるのも面白いかもしれません。ちょっと極端な例ですが、1時間のパワートレーニングで1000KJを消化できる人もいれば、700KJがやっとな人もいるかもしれません。ただ、後者の人も1時間30分かければ1000KJには到達するかもしれません。
ただ、前者の人は1時間あれば「ノルマ」が達成できるので浮いた30分を別の事に充てられます。ひとりひとり能力が違うので、差がついていくわけですが皆に平等に与えられた24時間という時間は不変です。そのなかで「できる・できない」や「生み出す量の違い」が学業や仕事、はたまたレースの成績に表れるのでしょう。
そう考えると、忙しい仕事ながら成績を出し続けているサラリーマントップ選手たちは、まさに「時間を操っている」と思わずにはいられません。逆に時間に操られているようでは、やりたいこともできないのかもしれませんね。
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愛用しているケミカル
いろいろ使いましたが、潤滑油はワコーズのチェーンオイルです。飛び散りが少ないのと黒くなりにくいのが良いです。クリーナーもワコーズのチェーンクリーナーです。グリスが流れてしまうのでフィルタクリーナー類は使いません。あとはマルチフォーミングクリーナーを使って本体を掃除しています。
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高圧洗浄機を使用するシクロクロスのバイクのBBとヘッドは、別途シマノのプレミアムグリスを使っています。基本グリスが流れ落ちないように強めのディグリーザーは使用していません。
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遠征時のパッキングについて
実業団のレースは全国で開催されるため、飛行機や新幹線を使って移動する機会が多いです。国内の航空会社は丁寧に扱ってくれますが、一応対策はしています。基本的にシーコンのようなコロコロは使いません。使用しているのは電車で輪行するときに活躍するオーストリッチの袋です。
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基本的な構成は電車で輪行する際と変わらないのですが、フレームプロテクター、クランクプロテクター、ディレイラープロテクターを付けています。あとはハンドルとトップチューブをひもで固定してます。ホイールは別にして運んでいますがトラブルはありません。
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BORA50とCL50
おそらく比べるならBORA35とCL50かなと思います。BORAを買うなら35が良いです。雨ならAC3のBORAが良いです。単純にブレーキを気にしないならCL50がオールラウンドのホイールだと思います。
IZONとFluidity
うーん、私が買うならIZONですかね。妻がFluidityに乗っていますがコンフォート寄りです。ただTIMEの場合は「どれを買ってもTIME」なので安心して乗って頂けると思います。某米国メーカーやイタリアメーカーのように「下位グレードは全部ジ○イアント」という悲劇にも見舞われないのでTIMEはそういう意味でもお勧めです。ちなみにALPE HUEZの02はどこで作ってるのかはまだ情報がありません。
鼻に着けているテープの効果
少々常識的な話で恐縮ですが、風邪で鼻が詰まっている時を除いて、私たちは両方の鼻の穴で呼吸をしていません(ヒトのおよそ80%がこの生理現象に該当している)。広く知られた生理現象の一つであるネーザル・サイクル(交代性鼻閉)と呼ばれている呼吸の特徴です。右側が閉じているときに左側は開いています。自律神経の働きによって血液を流して膨張させ、数時間ごとに制御しています。
できれば20%の「両方の鼻のあなで呼吸ができる才能のある人たち」に属したかったのですが、どうやらそうもいきませんでした。土管が大きければそれだけ多くの空気を取り込めるわけですから有利です。なので鼻孔を拡張するあのテープで代替しています。私はもともと鼻の持病があるため、ほとんど鼻で呼吸ができません。
実家に帰るといつも私の母が、「あんたが子供の頃に鼻がうんぬん・・・」と話をしてくれますが、レース前にあのブリーズライトを使用すると、私の場合は相当効果があります。マジで目の前がお花畑です。というわけで20%のネーザルサイクルに該当しない人はブリーズライトは効果が無いかもしれませんが、のこりの80%の人は取り込める空気の量も増して、鼻孔も広げられるのでぜひ使ってみください。
コンタドールがずっと愛用していたのも有名な話です。
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硬いフレームとホイールを使いこなしたい
「使いこなせない」と考えるよりも「使いこなしたい」と考える方が良いかもしれません。それ以外の考えとしては「ならば柔らかいとされる機材を使えばいい」という別の機材を使用する事を考えなくてはなりません。しかし、「使えないと感じている理由」が明確にならなければ解決のしようもありません。
という前置きをしつつ・・・。
私が最も苦手なホイールは究極の回転体ライトウェイトです。測定データー上も最も剛性が高く、まさに岩一枚のようなホイールでした。このホイールはどこか抜けるような感じがしてまい、まさに質問者さんの同じ意見「使いこなせない」ホイールでした。では硬いフレームはどうかというと「どうも使いこなせない」という同意見です。
ただ難しいのは「BBの剛性が何N/mなら自分に合うか」という事を明確に数値で表せないという事です。例えばイタリアのSARTOは素晴らしいメーカーで、すべてのモデルにBB剛性値を数字で示しています(N/m)。その場合、機材選びも容易になりますがそれ以外のメーカーは使って試すしかありません。
私の中で「使いこなせている」と感じる定義とは、ペダリングのリズムが合う機材です。「これぐらい踏んだら、これぐらい進む」という自分の感覚とマッチする機材が「使いこなせている」と感じます。逆に「想像しているような進み方をしない」という感覚のミスマッチを感じる機材は「使いこなせていない」と判断します。質問者さんが「使いこなせている」という定義は何でしょうか。
結論としては色々な機材を使い、自分に合う機材を見つけるのが良いかと思います。例えば気の合わない女の子とさっさとお別れして、新しい気の合う女の子と付き合うといったように機材も合う合わないがあります(ありました)。「気が合わないことがわかった」という事は収穫です。次に同じように気の合わなさそうな子を選ばないように慎重に機材選びも楽しんでみるのも良いかもしれません。
硬いホイール
- ライトウェイト
- レーゼロ
- バトン
使いやすいと感じたホイール
- BORA
- コスカボUST
- コリマ
- CLX50
- のむらぼ5号
普段のトレーニングメニュー
私はあまり結果が出ているほうではないので、他の強い人を参考にされた方がいいかと(-_-;)
ただ思うのは、どんなに素晴らしい良いトレーニングメニューでも、コツコツ継続しなくては意味が無いといつも考えています。質問者さんが継続できる人という前置きで話を勧めたいと思います。基本は朝SST、夜はSST+高強度です。かれこれ何年もこのスタイルです。最近出版されたスポーツ栄養学の本にも全く同じスタイルの練習方法が書かれており一安心です。
ただレースのコースと強度によって、時間と強度を変えています。ベースの上に高強度を入れていくイメージです。レースで強い人ってFTPも高いですが、400W以上で2~3分を何回も出せる人がレースでは結果が出ているようです。たぶん。なので普段からバランスよくSSTと高強度を入れています。
一週間のTSSは700~900です。私の場合レース時間が1時間~2時間ほどと短いので距離は一切記録していません。獲得標高も月末に見るだけです。あと心拍も見ていません。
FTPを上げるためには
FTPを効率よく上げるコツは、狙った練習強度と狙った時間を守って、継続する事だと思っています。そもそもFTPを上げる方法は、私よりもはるかに賢い人たちが研究し尽くして「このゾーンでこれぐらいの時間」という情報はあふれかえっています。なので割愛。
あとは「やるの?やらないの?」と考える時間を減らして、トレーニング後に「もっと追い込めたんじゃないの?」という後悔の回数を減らすことだと思います。「あとで後悔するぐらいなら今踏め」という言葉は本当に良い言葉だと思います。
FTPを上げる方法は確立されつつありますので、あとは時間と強度をしっかり守って継続する事だと考えています。
ZWIFT
外走るのが好きなのと、アマゾンプライム、dTV見るのが楽しみなので今後もないです。
パフォーマンスは上がっていくのか、頭打ち感。
いつか頭打ちすると思います。永遠に伸びていったら、グランツールでいつか勝てるかもしれません。人はどこかで「ここでいいや」という妥協点を見つける時が来ると思います。「加齢」であったり「世代交代」であったり「あの頃の自分」であったり。
まず現実的にみてパフォーマンスは頭打ちします。ただ、どこが頭打ちだったのかは後にならなければわかりません。しかしパフォーマンスが伸びないからといって、トレーニングをやめる理由にはなりません。もしも「昨年の自分を超える」という目標が生きがいでやってきたのなら、トレーニングの意味を見失うかもしれません。
ただ、どこまで強くなれるかの指標は周りにあるとモチベーションの維持になるかもしれません。当チームの50代の監督は実業団群馬E1で表彰台食い込んだりしているのを見ると、ロードレースの場合はフィジカル、メンタル、テクニックという総合的なバランスなのだなと思わずにはいられません。
いつも当チームの監督は「最速はあのころにおいてきた(ドヤァ)」と語りますが(明日怒られるわきっと)もはや伸びシロが無い自分を受け入れ、それでも現状与えられた肉体の中で強くなるためにもがき苦しんでいます。頭打ちだと決めつけるのも自分ですし、まだ伸びシロがあると思うのも自分です。
「限界はここです」って自分で決めてしまったら、本当にそこが限界なのかもしれませんね。45ぐらいまでは伸びてくようです。周り見てると。
メーカー完成車に割安感
ハイエンドディスクロードは実はけっこう割安感があります。キャニオン、スペシャ、ジャイアント、メリダのハイエンドは割安だなーと思います。おそらくコンポメーカーも協力しているのでしょう。それ以外は割高だと思います。完成車買うなら、好きなパーツ買ってきて工賃払って組んでもらった方が良いと思います。
そういう意味では、キャニオンが最強だと思います。それ以外のブランドで完成車を買わなくてはならないとしたら、バラしてヤフオクかメルカリに出して少しでも購入金額を圧縮してはどうでしょうか(現実的)。
キャニオンを買うときの注意
キャニオンの話の続きですが自分でメンテできるなら買っても問題ないと思います。エンド金具といった保守部品も問題なくオンラインから注文できますし、キャニオンの保守は良いと思います。ただ、メカが見られなければ持ち込み嫌がられるかもしれませんね。
のむラボののむさんのように、なんでも見てくれるプロショップ(正真正銘の)なら良いと思いますが、それ以外のチェーン店は嫌な顔するかもしれません。いっそのことキャニオンジャパンも「キャニオン公認店」みたいな感じで技術のあるショップと連携して行っても良いのではないかなと思うのですが、やはり自転車はメンテしてナンボなので、その辺が解決できればキャニオンは良いと思います。
キャニオンの完成車を見ると、「バラしてヤフオクにだ(略」と思うほどの安さですが、中間マージン抜いたら、モノの値段としてはこんなもんなんでしょうね。昔々、DELLコンピューターやゲートウェイ(牛マークの)が日本に上陸してきたときに、直販BTOが安かったのを覚えていますがやっぱり一定以上パソコンを自分でどうにかできる人が買っていたと思います。
あれから国内のサポートが充実して日本メーカーも直販やりはじめましたが、次第に自転車業界も時代の流れに対応していく必要があるのかもしれません。スペシャもオンラインやってますしね・・・。いつか自転車業界も車のディーラーのように、店舗はショールームのみ、メカニックはメカニックルーム、、、といったように車のディーラー形式になっていくのかもしれません。
IT技術者ロードバイクの質問箱です。ご質問をいただいた中からピックアップして記事化します。https://t.co/83fP3DJXDr
— IT技術者ロードバイク (@FJT_TKS) 2018年3月19日