クランクセットはパワーメーター着きながら584.6gだ。DURA-ACEのパワーメーターが774g前後ということを考えると190gも軽量になっている。
RDは289.1gだ。RD-R9270の実測重量は216gである。73g重い。バッテリーを搭載する新型REDのRDは重めだ。
FDは170.7gだ。FD-R9270の実測重量は95gであり、こちらも新型REDのほうが75g重い。バッテリーが影響しているものと思われる。
レバーはホースやキャリパー込みで354g、369.4gだ。723.4gと非常に軽量だ。DURA-ACE R9200の同一条件の場合は649gでこちらも新型REDのほうが74g重い。
スプロケットも相変わらず軽く207.5gだ。R9200のスプロケットが225gであり、スプロケットは新型REDのほうが18g軽い。
ローターは132.2gだ。R9200のローターは96g、116gといずれにせよR9200のローターのほうが16g軽量だ。
クランクを除くとR9200よりも新型REDのほうが220g重い結果だった。パワーメーター付きクランクの重量は新型REDのほうが190g軽い。差は30gにまで迫る。さらに、R9200系はバッテリーが50g、エレクトリックワイヤーが40gで90g増加することを考えると双方良い勝負をしている。
前作のSRAM REDよりは軽量化されているが、バッテリーの搭載方法で新型REDは単体重量が重くなる。それらを差し引いてもR9200もまずまず軽量といえそうだ。
重量以外にも新型REDはレバーの小型化や見た目が洗練されている。変速速度や実際に使用した新型SRAM REDのインプレッション記事は当ブログで近日公開予定だ。