
ビッグプーリー論争に終止符を。DURA-ACE純正とオーバーサイズプーリの摩擦抵抗の比較実験結果
CeramicSpeedオーバーサイズプーリーホイールは、ケージテンションを最も低く設定した場合で0.83ワット、最も高く設定した場合で1.43ワットの抵抗が発生した。ノーマルのDURA-ACEは低速で3.25ワット、高速で3.80ワットであることと比較するとその抵抗差は歴然で、ケージテンションと摩擦の直線的な相関関係があり、ケージテンションが増すと摩擦抵抗も増える傾向にある。しかし、ビッグサイズのプーリーホイールシステムは、プーリーホイールが大きいからと言って、必ずしもそのビッグシステムが摩擦を減少させるとは限らない。ビッグサイズのプーリーホイールシステムは、交換する純正ケージよりも多くの摩擦を発生させる可能性が大いにある。