2015 TOJ併催 堺クリテリウム E1 地元で嬉しいワンツー

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今年も地元大阪で堺クリテリウムが開催された。実業団J Elite Tourチームランキング1位で地元を走れることはこの上なく嬉しい。ここまで様々なチーム員の汗と涙の結晶が礎を築いている。ただ当然のことながら、チーム的にもメンツ的にもヘタな走りはできない。

今回はツアー・オブ・ジャパン(TOJ)の併催とあり、ランプレ・メリダ、ヴィーニファンティーニ、ドラパック プロフェッショナル サイクリングと「TVの中の有名チーム」が走るのも魅力的だ。その為沿道からの応援もJBCF一番の盛り上がりを見せた。我々アマチュアと言えど否が応でも気合が入る。

チーム内で色々な作戦を立てるものの、やはり人数的な物も有るが臨機応変に対応するのが望ましい。脚質や各々の調子も有るが、やはり2位や3位ではなく1位を取りに行く、そんな気合でチームは一丸となっている。

一応細かな機材メモ。主に何度も走っている堺クリテリウムのコースに合わせた細かいセッティング。ここはコーナーの減速を抑え、グリップ力の有る太めのタイヤが望ましい。タイヤも減りは速いが、よくグリップする転がり抵抗の少ない「TURBO 24C]を選んだ。ホイールは「BORA クリンチャー」コースによってタイヤを変えられるから好んで使っている。

  • タイヤ:SPECIALIZED TURBO 24C CL
  • チューブ:SOYO LaTeX
  • ホイール:Campagnolo BORA 35 クリンチャー
  • 空気圧:F7.4、R7.6

SOYOのラテックスは非常にしなやか。しなやかすぎて「パンクした?」と思うほどホワホワ。ただ、転がり抵抗は少ないので非常に乗り心地がいい。ブチルゴムとくらべて空気が抜けやすいのが玉にキズだが、ラテックスの性質なので致し方無い。

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このチューブに関しては、避妊具メーカーのオカモトがラテックスチューブを作った結果 SOYOラテックスでも書いている。

あとこれらの足回りの性能を引き出すために、空気圧は定量化が望ましい。結構ポンプってメーカに寄ってゲージの指す値がバラバラ。各社空気圧の表示の「精度」にばらつきがある。なので常にPanaracerのデジタルゲージを用いている。シクロクロスで0.1BAR単位で調整するときに使っているもの。

このゲージは0.1BAR単位で測れる。なので人のポンプを使う際はどんな状況でも同じ空気圧を測れるのは便利かもしれません。好物の機材系のメモは以上。

今回BORA35を使って思ったのは、登りからクリテリウムのような加速が必要なレースでも幅広く使えるということ。正直50mmは別のホイールという印象。やはり35mm-40mmが適正だと思う。去年KSYRIUM SLRで出たけど、正直BORAの方が良かった。なんつったってスピードに乗ったら脚休められるし。

ウォーミングアップは1時間。試走は仲良し三人組?で2周。今日の調子は普通。ただ、ウォーミングアップでどんどんパワーが上がっていくので調子は悪くない。220w程で体を慣らして、最後に刺激で30sec 530W程でもがいてスタートに行く。体重は起床時57.3kgだったのでちょっと落ちすぎ。

なんとか食中毒は治った。

スタートには所狭しと、チーム員が並ぶ。少々多すぎて申し訳ない気もするが、全員が全員役目が有る。正面から見て一番右手からスタートする。今回はローリングスタートではないのでいきなり上がり結構辛い。ただ、前日に監督と色々話をして序盤積極的に動く感じで。あとは適当。

堺はよほど脚がない限り、逃げは決まらないコース。本当に強力な脚なら決められるんだろうけど、集団のスピードが上がるとすぐに追いつく。所長がところどころイブシ銀のチェックをする。さすがです。新車のメリダとEASTONのディープリムも調子が良さそうだ。

逃げては吸収、逃げては吸収を繰り返す。先頭で風を受け続けるのは本当にキツイ。前に出てくるのは松山聖陵高校の選手と、VC福岡の選手(佐藤選手じゃない方)が脚1枚上な感じ。あとでチーム員の写真を見るとビッタリ私の後ろに居たのをあとで知った。

最終周回手前から上げていく。白浜はがむしゃらに(周り確認せずに・・・)走る失態で所長から注意を受けたので今回は周りを確認する。ただ誰もおらんかったので少し緩めると練習仲間の坂本さんが行く。やっぱりペースが上がり最終週回へ。

こにちゃんがスススと前に出てしまったので、すかさず前に入ってバックストレートを引く。こにちゃんの真価はまだここじゃない(と勝手に思ったので)。勝利に1ミリでも近づけるためなんとか先頭でこらえる。ウネウネする道で競技歴が長いクリテ職人達(所長といのきんさん)が引く。

あわよくばゴールスプリントに混じってやろうと思っていた。ただもう脚は使い果たした。という自己満足でしかないが、あとはホームストレートで遠くに離れていくチーム員の後ろ姿を見ながら端によけて邪魔にならないように流す。

沿道から山崎店長や色んな人が声をかけてくれる。走っている時もシクロクロスの時のような嬉しいヤジ?がちゃんと聞こえた。「ITがんばれ〜」とか色々な応援スタイルが有るがそういうのが力になる。ゴールに辿り着く前に「ワンツーだよ!」と沿道から聞こえた。

JPTはともかく実業団で先頭や誰かのアシストというのは、相当な自己満足の世界だという事は私自身一番理解している。帰りにそんな話をしてた。でも、素直にチーム員が勝ってくれることは嬉しい。ただ、すこしづつ、自分のリザルトを求めて走り始めようと思った。

では本日のデーターなど。

パワーなんてレースでリザルトが出なければ何の意味もない(という意見も理解している)のだが、一応トレーニングの際の「追い込みの指標」にしているのでそこはご容赦いただけたらと思う。7周バックストレートまで先頭にいつづけるのは非常に疲れた、というのが感想。

データによるとおよそ、1周2.7km、スピード42〜43km/h、3分40
〜43秒程の直角コーナー立ち上がりもがきの繰り返8周回のコース。

  • 1周目:349.9W (6.10W/kg)
  • 2周目:322.5W (5.62W/kg)
  • 3周目:293.7W (5.12W/kg)
  • 4周目:334.0W (5.82W/kg)
  • 5周目:312.6W (5.45W/kg)
  • 6周目:311.6W (5.41W/kg)
  • 7周目:305.5W (5.33W/kg)
  • 8周目:312.4W (5.45W/kg)

レースは「パワー出し選手権」ではなく1位を誰が取るのかを競っていることも当然理解しているので、パワーは目安や自分の力の定量化、そして客観的なデーターでしか無いと常々思う。この数字を活用せねば意味なし。

レース約30分程。アベレージ318W(5.55W/kg)。というマツケン師匠の「ゴーゴ練」そのまま(笑。こんな感じだから調子良かったんだな。2週間前の合宿でも同じ位で走れていたので合宿と回復(←食中毒)の効果も大きい。

体重57.3kgの割には結構踏めてた。今後のトレーニングの指標にしたい。ただ、まちがってはいけないのはクリテリウムなのでウェイトレシオは何の意味もない。絶対的なパワーが高いほうが圧倒的に有利。体重はなるべく落とさずパワーを今後つけていきたい。

というわけで、トラックレースを真面目にやってみようと小原さんと話していた。爆発的なパワーを何回も出せるような脚質に変えてやるぜ・・・。というわけで次回の関西トラックフェスタの前にトラック練習に参加します。色々右も左もわかりませんが、よろしくお願いします。

表彰式で、山崎さんの書籍の宣伝(←ステマじゃないぞ)が行われていたが、リーダの佐藤選手からも有難いお言葉を頂戴して何より。良いチームメイト、良い監督、良き指導者、そして応援してくださる方たちが居るというのは幸せなことかもしれない。仕事をやりながらこんな経験を出来る事に感謝せねばなるまい。

次回は「3DAY ツール・ド・熊野」だ。三日間行われるレースで非常に過酷。チーム一丸となって頑張りたい。いつも応援してくださる方たちに感謝し、次のレースまできつい練習を繰り返す。最大の山場は、本業の仕事の処理をやらねばと言うのが一番のネックなのだが・・・。

まずは仕事第1、自転車第2でサラリーマン自転車乗りの挑戦は続く・・・。

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